1月25日(火)北秋田市阿仁合で、秋田内陸縦貫鉄道(内陸線)で来月から運行する
おひな様列車で飾るつるし雛飾りを作る教室が開かれました。
地元の女性たち25人が参加し、ミリ単位の細かい作業に悪戦苦闘しながら、
そして自宅の晩ご飯の用意を後回しにしながら(!)も、かわいらしいつるし雛飾りを作りました。
時折晴れ間ものぞいたこの日。阿仁合の阿仁山村開発センターには、パッチワークを一緒に作るグループや
御近所の仲良しさんたちなど地元阿仁合周辺のお母さんたちが集まりました。
講師は仙北市角館で「さんさん」という布工芸の雑貨店を営む増田昌子さん(左写真 右から2人目)。
25人分、しかもこの日のために特別に考案したクマモチーフを含んだ限定キットをご準備くださいました。
これが阿仁合特別バージョンのクマモチーフ。小さな玉を抱えています。
クマ牧場などの黒いクマさんだと目や鼻の色が潰れてしまうということで、この黄土色クマになりました。
この他ほおずき(左写真)や折鶴、巾着などのかわいいモチーフがたくさん。
着物の古布などを集めるため、増田さんは東京まで買い出しに行くこともあるそうです。
25人分のつるし雛飾りが揺れる内陸線列車はさぞかしかわいらしいことでしょう。
教室は午後1時からはじまり、先生の列車の時間に合わせて午後4時にはお開きの予定でした。
しかし… いろんなところから、0.5…0.5…というつぶやきが聞こえます。
小さな小さなモチーフは、その採寸もミリ単位。「その0.5やっぱり必要だべが」「そごが肝心なのよ」
定規の数字とにらめっこしながら、それでも「昔は訪問着も縫ったもんだ」というお母さんたちは、
ゆっくりと時間をかけながら丁寧に針を進めます。
時には県職員も借り出されます。わたしも糸通しのお手伝い(結局お役に立てませんでしたけど…)
終了予定時刻の午後4時を過ぎ、お母さんたちの頭には自宅の晩ご飯が頭をよぎります。
それでも「いんだいんだ!」と言いながら、
あったかい室内で手芸を楽しむ時間に友達同士の会話にも花が咲きます。
ひと針ひと針ゆっくりと指を動かしながら、そしてミリ単位の採寸に目を細めながら、
ウサギやクマを生み出していくお母さんたちの笑顔は子どものように楽しそうです。
こ~んな風に時間も忘れて作ったつるし雛飾りを乗せたおひな様列車は、
2月19日(土)から3月6日(日)まで運行されます。(9:32 阿仁合発、11:00角館発 の1日2回)
つるし雛飾りのほか、車内には鷹巣西小学校と阿仁合小学校の児童が書いたひな人形の絵も飾られます。
さらに、期間中、阿仁合駅前の「銀山亭」では期間中の土日とひな祭りの3月3日、
古雛や現代雛が展示公開されます。甘酒のサービスもありますよ。
26日には「餅つきふるまい」のイベントも行われる予定です。
この冬はぜひ内陸線 おひな様列車に乗って阿仁合に遊びに来てください!
くわしくは、内陸線活性化本部 電話 0186-82-2114 まで。
わたしの作ったつるし雛も展示される予定です!
県北担当やっつ
2011年1月29日09:00 | 県北情報 | Trackbacks (1)
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