2月23日、秋田内陸縦貫鉄道のイベント列車「ごっつお玉手箱列車」に乗って、行きついた先は
北秋田市の阿仁合駅。(ごっつお列車に関するブログは、こちら)
この日、阿仁合駅周辺では、イベント「スノーキャンドルストリートinあに」が
開催されていました。これは、阿仁合駅前の水無・銀山地区の地域住民と協力して、幻想的な
雪のある世界を創り出す参加型のイベントです。8回目となる今年は、初めて冬花火の打ち上げも
ありました。
スノーキャンドルストリートinあに
このイベントは、、地域住民と一緒に地域おこし・活性化につながる取り組みを実践・経験することを
目的に2006年から毎年続けられています。年々、地域の皆さんの理解や協力を得られるように
なったと主催のスノーキャンドルストリート実行委員会の皆さんが話してくれました。
(イベントが実施されるまでや初年度の様子はこちら)
地域の至るところで、自宅前や付近にこうしてミニかまくらを作る様子が見られました。
午後から雪が激しく降り続ける北秋田。しかし、「人が集まるなら」と少しの義務感と
自らや地域の楽しみを思って外で作業する姿には感動しました。
中には、関東圏から地元である北秋田にUターンしたばかりの女性も。
「こういうイベントを地元でやるようになってたなんて知りませんでした。
話を聞いたら面白そうなので、みんなに教わりながらミニかまくらを作ったんです。
なかなかうまくできませんけどね。」と話してくれました(写真右)。
阿仁合駅前(写真左)では、森吉中学校の皆さんが「ふるさと」をテーマに、そして、メイン
ストリート沿い(写真右)には秋田内陸縦貫鉄道と古河林業株式会社が、それぞれ
「あきた♥美人ライン」と「絆」をテーマにしたスノーマウンテンを制作。
色づけしたペットボトルをキャンドルホルダーにすると、真っ白な雪に鮮やかな色が浮かんでいました。
ミニかまくらの他にも、雪壁を利用して作るキャンドルストリート。イベントの後援をした秋田大学
北秋田分校の学生の皆さん、イベントがあることを知り、秋田市から駆け付けたボランティアの
皆さんも町のいたるところに散らばりました。
「彼氏の地元がここ(阿仁)なんです。今は秋田市に住んでいますが、一度離れてしまっても
地元のためにできることがあるなら、と思ってボランティアに来ました」と話す女性もいました。
消防署の皆さんもイベントに協力して、ミニかまくらを制作。キャンドルを使ったイベントだけに、
「火の用心」の言葉には重みがありますね。でも、こうして一緒にイベントを盛り上げてくれる気持ちが
嬉しいと実行委員会の皆さん。また、場所を移すと、新町自治会の皆さんが何やら井戸端会議。
「なんて(言葉を)掘る?」とか「まっすぐより斜めの方がかっこいいな」など聞こえてきました(^^)
そして、迎えた夜。
阿仁合保育園の園児や保護者の皆さんらで作ったスノーマウンテン。
パステルカラーのように浮かんだ淡く優しい色が素敵ですね!
みんなが協力して作ったスノーマウンテンが、町のあちこちでほのかな灯をまとい出現。
日中の様子とはまた違いますね。
そして、キャンドルストリートのろうそく全てにも火が灯されました。
寒い冬でも、雪があるからこそ楽しめるイベント。決して一人ではできないけれど、
地域を大切に想う人々の協力で成功した手作りのイベント。
息長く続いてほしい、冬のイベントですね!
手をさすり、鼻を赤くしながら参加した皆さん、お疲れ様でした!
主催:スノーキャンドルストリート実行委員会・阿仁合駅周辺活性化実行委員会
一部写真提供:賛助会員 泉谷衆さん
協議会事務局
2013年3月1日17:00 | 県北情報 | Trackbacks (0)