8月、東京都大田区大森地域の子どもたちが、横手市大森町にやってきて、2泊3日を緑あふれる
農村で過ごしました。これは、県事業「秋田発・子ども双方向交流プロジェクト」を活用したものです。
同じ「大森」という地名がご縁でスタートし、お互いの地域を行き来する交流は、10年という長い
月日を越えるそうです。
1日目は、保呂羽山少年自然の家で野外炊飯やナイトハイキングなどを楽しみ、2日目は農家5軒
に分宿して各家で農業体験に挑戦しました。3日目は、全員が集まりアドベンチャー、そしてお別れ会
を開きました。今回はその2日目の様子を紹介します。
交流には、大田区の子どもたちのほか、地元大森町の小学生も一緒に体験に加わっています。
○●○高山久子さん宅○●○
高山さんのお宅では、旬の枝豆もぎが行われました。一番多く枝豆を取った人には、アイスの選択権が!
闘争心に駆られ(?)みんな一生懸命です。大量の枝豆に、東京から引率で来ている「ふれあいこどもクラブ」
の皆さんは、驚きと感嘆の声をもらしていました。
○●○佐藤由香さん(民泊受入 加藤美和子さん)○●○
こちらは、ご自身のお子さんを大田区大森地域での交流に参加させている佐藤さんのお宅のりんご園です。
葉とりの作業を習い、色づく前のりんごに自分の名前を書かせていました。秋には、自分の名前入りりんごを
プレゼントするそうです。自営が八百屋というお子さんが参加、「佐藤さんのお家に婿養子にきたい」
ですって(^^)良い交流に発展できそう、と大人たちも笑顔が絶えませんでした。
○●○佐々木紀三郎さん宅、小森孝代さん○●○
こちらは、横手市第1号となる農家民宿仁真園オーナーの佐々木紀三郎さん宅です。(写真トップ写真も)
ちょうど小森孝代さんが受入する子どもたちも集合しておやつの時間を楽しんでいました。
ポニーなど動物とのふれあいが人気の佐々木さんのお宅です。また、涼しい家の中で暑さをしのいでいる
男の子たちも。リラックスした様子は、まるで自宅のよう。
○●○佐藤克男さん宅○●○
「歓迎」の言葉と、全員の名前を筆書きしてお出迎えした佐藤さんご夫妻。この日を楽しみにしていたのは、
子どもたちばかりではありません。こちらでは、ワンパク盛りな男の子たちがスイカ割りに挑戦。
「前前前、右右右」とみんなが誘導してもなかなか割れないスイカ。このあとみんなで食べたかな?
○●○平元由美子さん宅○●○
こちらでは、じゃがいもを大きさ別に分ける作業が行われていました。小学4年生から中学3年生まで
学年を交えた唯一のグループでしたが、高学年のみんながリードして農作業体験も順調に進んだようです(^^)
中学生の女の子が、「大きくなったね、頼もしくなったね」と横手の皆さんから声をかけられている様子は、
見ていてとても温かく、これまでに充実した交流が双方向で育まれてきたことを感じました。
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5軒の農家さんを巡回する間に、「○○ちゃんは元気?」、「会いに来たよー!」と
東京と横手の大森地域の子どもたちが再会を望み、喜び合う姿を何度も見かけました。
これまで重ねてきた交流の温かさを目の当たりにした場面でした。
来月10月には、「秋の東京都大田区体験ツアー」として、横手市の子どもたちが東京で
2泊3日を過ごす予定だそうです。
協議会事務局
2012年9月19日10:00 | 県南情報 | Trackbacks (0)