きょうは大寒。
暦の上では一年で最も寒い日とされる日。もちろん秋田も冷えました。
連日の寒さと大雪に「あどいっ」(※秋田弁で“もういい”の意)という方も多いことでしょう。
ただ、きょうを過ぎれば春の足音もちょっとずつ近づいてきている、はずです!
昨年の2月下旬、わたしはそんな待ち遠しい春がひょこひょこと顔を出し始めた鹿角市八幡平で、
生まれて初めてスノーシュー(西洋かんじき)を履いて冬の森林セラピーを体験してきました。
❊森林セラピー❊
森林浴がもたらす癒しの効果を科学的に証明した森林を森林セラピー基地と呼び、
その散策ルートや一帯を森林セラピーロードといいます。
秋田県内では唯一鹿角市が森林セラピー基地に指定されており、
八幡平をはじめ黒森山、東山、湯瀬渓谷そして協議会会員である中滝ふるさと学舎がある中滝の
5つの森林セラピーロードがあります。
中滝ふるさと学舎は鹿角市が指定する「かづの十和田森林セラピーステーション」になっています。❊❊❊
森林セラピーとは、簡単にいうと森を散策して心身ともにリラックス、リフレッシュするということです。
(左)男性が履いている黄色いものがスノーシューです。プラスティックの板に足を乗せ、紐で固定します。
かかとは浮くようになっていて、最初は歩きづらさを感じますが慣れればもちろん快適。
雪にズボズボ足を埋めることもなく、ストックを使いながらスイスイ歩くことができます。
(右)木の後に隠れているもの、何だかわかりますか? 実は道路標識なんです。
なんとなく歩き始めた雪の上でしたが、実は地表からはるか上空を歩いている!この発見は新鮮でした。
この時は、かづの森林コンダクター連絡協議会が主催するモニターツアーに参加。
いくつかのグループに分かれ、わたしは大沼周辺のコースを散策しました。
途中動物の足跡を発見したり(以前もお世話になった天気の神様 柳澤氏:左 のガイド)、
遠くに鹿角盆地を眺めてひと休みしたり、
木の上のクマのお部屋(熊棚)や飛行機雲を見つけたり、
きっとものすごく深かったであろう雪が地表の土が見えるほどに溶けていて春を感じたり、
赤い木の芽が無事に冬を越したことを確認してホッとしたり…
森林セラピーで大事なことは決して急がないこと。
木の葉音や風のそよぎ、土の匂いなどを五感を使って感じとり、リラックスすることが何よりも大切なんです。
そうすると、ほら、こんなふうに笑顔になったり、おにぎりをいつも以上においしく味わうことができます♪
鹿角市の森林セラピーを体験したい方は、専門のガイドがご案内いたしますので、
かづの十和田森林セラピーステーション:中滝ふるさと学舎電話0186-30-4021へご連絡ください。
コースに合ったかづの森林コンダクターをご紹介いたします。※料金はコースによって異なります。
鹿角市の森林セラピーについて詳しくは、中滝ふるさと学舎HPをご覧ください。
県北担当やっつ
2011年1月20日18:15 | 県北情報 | Trackbacks (0)