能代 ふれあい朝市
「へば。」「ありがど。気をつけでな。」
暴風警報が出されていた、きょう朝7時。
毎月1のつく日に開かれる能代の「ふれあい朝市」での会話です。
場所は、能代市役所市民体育館の玄関屋根の下(能代市富町1-3)
あいにくの天気にも関わらず、およそ70人のお客さんが足を運んでくれました。
晴れた日には、玄関前の木陰に販売用のテーブルを並べ、100人前後の人で賑わいます。
きょうの品揃えは白菜、ほうれんそう、ネギ、大根、春菊などの冬野菜。
そして、お母さんたち自慢の漬物がたくさん。
白菜の漬物は、白菜の甘みも十分。左右に見えるのはみょうが。
一緒に食べるとこれまた絶品なのです。
これはカブと大根の千枚漬け。
紅白の色合いはもちろん、カブと大根の食感の違いも楽しめる一品。
その中でも最近は「おもち」や「むぎまき」などのお菓子にも力を入れています。
「むぎまき」(下)とは、
小麦粉にお砂糖などを混ぜて作った生地をちょっと厚めに焼き、
海苔巻のようにくるくると巻いたもので、県内では定番のおやつです。
↑これがむぎまき。和風クレープのような味。
☆ホウレンソウを練りこんだむぎまきをごちそうになりました。
ふんわりもちもち。ほのかにホウレンソウの風味が口に広がります。
その味は、おいしいっ!のひとこと。
むぎまき愛好歴27年のわたしの「むぎまき史」の中でも
ダントツで1位でした!!!
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お客さんのほとんどは地元のお年寄り。昔馴染みの常連客ばかりです。
中には、特定の生産者の味を目当てに来る人もいるそうです。
「きょうは、あの母さんくるがな。」「きょうは何店さででるべが。」
会では、そうして生まれるお互いの心のふれあいの時間を
何よりも大切にしているといいます。
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次回のふれあい朝市は11月21日(土)午前6時30分から。
通常営業としては今年最後です。
また、12月1日(火)には「お客様感謝デー」として、
普段の販売に合わせ、お茶と自慢の漬物をふるまう「がっこちゃっこ」が開かれます。
同時に地域への感謝を込めて、地元の保育所へ農産物のプレゼントも行われます。
時間は午前9時から。同じく市民体育館前です。
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朝市を開いてから今年で18年。
自分たちのお店(建物)を持たずにやってきたふれあい朝市ですが、
その分、もてなしの心は地域に大きく開かれて絆を繋げてきたのかもしれません。
お出かけの際は、防寒対策をしっかりとしてお出かけください。
県北担当 やっつ
2009年11月1日14:13 | 県北情報 | Trackbacks (0)