秋田花まるっグリーン・ツーリズム推進協議会ブログ

修学旅行で農業体験☆柴島(くにじま)高校編

大阪府立柴島高校
修学旅行で農業体験!

去る10月7日、大阪府立柴島高等学校2年生の皆さんが修学旅行2日目の日程で秋田を訪れました。柴島高校の修学旅行先は毎年さまざまで秋田を訪れたのも農業体験も今回が初めてだそうです。280名の皆さんはNPO法人・田沢湖ふるさとふれあい協議会の受入農家さんをはじめ、大仙市や横手市の各農家さんに分散し、農業や酪農に挑戦!!私は田沢湖生保内の田口昭英さん・幸子さんご夫婦、柏木元太さん(ふれあい協議会)にお願いして密着取材させていただきました!☆………………………………………………………………………………………………
田口のお父さん、お母さんはとっても元気。体験にくる人みんなに必ず言うそうですが、「玄関から家に入ったら、もう家の子供。緊張も遠慮もするな!」と私にまで声をかけてくれました。私が取材に到着した時点ですでにお父さんの人気はすごく、「大阪人よりおもしろい?」と10名の女の子たちともすっかり打ち解けた様子。お母さんも「声だせ?!」と気合十分。でも、そんな言葉にも愛情が感じられるので誰一人、いやな顔せずにこにこでした。先生方のサプライズもあり、どんな作業をするかは直前まで知らされなかったとのこと。果たしてどんな一日になることでしょう??
お昼以降、生徒のみんなが過ごした田口さんの宅にある体験交流施設「かまど」(ここは、今度「農家民宿」としてオープンする準備を進めています!オープン後、また詳しくお知らせします。)
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最初の作業は田口さんの自宅で薪運び。田口家は薪ストーブを使っているので寒い冬に備えてかなりの量の薪を準備しておかなければなりません。次々に薪を渡すだけの単純作業に見えますが、1本の薪にしてもずっしりと重く、それを引切り無しに運ぶとなると意外と重労働。

 写真右:田口昭英さん
弱音や「ダンゴ虫こわい」という悲鳴もちらりと聞こえましたが、みんなで掛け声あわせて乗り切りました。

写真左から:
柏木元太さん 
田口幸子さん
いつしか、お母さんの「お昼前に休憩しよう」の言葉にも「全部終わらせてからにしたい」という彼女たち。ほんの一瞬にしてたくましく成長!お母さんは「若い人のパワーに負けちゃう」と言いながらも喜んでいました。こっそり「疲れなかった?」と質問してみると「木そのものに触ることなんてないから楽しかった♪」という返事が返ってきました。
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午後は牛舎が側にある体験交流施設「かまど」に移動。
囲炉裏を囲んで全員でパチリ☆
子牛も手なずけた様子?慣れた頃に急に走り出す子牛にビックリしたね(笑)このあと牛の乳しぼりに挑戦。今度は大きな牛に臆することもなくみんな楽しく体験していました。
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作業の合間をぬって柏木さんがみんなを田沢湖大観音に連れて行ってくれました。道なき道を進んでいると見渡す限りの大自然に囲まれてみんな大騒ぎ。

風がとても心地よく、森林の香りに包まれながらのドライブは彼女たちにとって忘れられない思い出になったはず…。「感動?」という言葉をたくさん聞くことができました。そして目的地で観音様と記念写真☆
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また「かまど」にもどり、夜ごはんの前にもう一仕事。生クリーム、水、塩だけで作る無添加バターを作ります。材料をビンに入れてひたすら振るだけですが、腕が疲れるだけでなく、少しずつ重くなってくるので根気との勝負。それでもビンに小さな塊を見つけると嬉しくなって、更にやる気に燃える彼女たちなのでした。できたバターはお母さんがコーンバターにしてくれました。自分たちで作ったバターの味はどうだったかな??
そして、「おはぎ」作りにも挑戦。こちらは田口家のおばあちゃんが先生です。最初の顔合わせのときの会話で食べ物の話になり、みんなの内の一人が「私、おはぎが好き」と言った何気ない一言で急きょ、体験メニューに組み込まれたとか。教えるおばあちゃんも嬉しそう。おばあちゃんはいとも簡単に作ってしまいますが、水をつけすぎないようにもち米を俵状に握るのはもちろん、それをあんこで包むのが至難の業。

お母さんとおばあちゃんが腕をふるってたくさんの夜ごはんを一緒に作ってくれました。次から次に教えてもらった料理、どれも本当においしかった♪お腹一杯になったところで心が安らぐオレンジの明りの下、全員で記念写真☆
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この日のはじめにお会いした先生が正直にお話し下さいました。「大阪人にとって東北、秋田のイメージはわきにくい」と。また、「生徒と先生の縦の関係でもない、生徒同士の横の関係でもない、生徒と農家さんという斜めの関係の中で普段見せない自分が出せるのではないか。生活リズムの違いや不安を感じる生徒もいるかもしれないが、チャレンジ精神を学んでほしい」ともおっしゃっていました。
先日、田口家をまた訪ねてみるとお父さんが嬉しそうにこんな色紙を見せてくれました。柴島高校の皆さんから頂いた色紙です。「ありがとう!」の言葉がたくさん書かれているだけでなく、「ホンマのお父さんとお母さんやで」「また行くからその時まで待っててね」とも…。彼女たちは先生方がこの体験に寄せた期待に立派に応えたのではないでしょうか。何の無理もせず、自然体で。秋田のイメージも少しはわいたかな?生徒の皆さんにとって秋田での思い出、ずっと心に残りますように。

「秋田さ、
また来いな?(^^)」


☆花まるっ協議会・会員情報☆

NPO法人 田沢湖ふるさとふれあい協議会
田植え、稲刈りはもちろん、牛の飼育やわらじ作り、郷土料理作りなどなど通年お楽しみいただける体験メニューも取り揃えております。
お申込み・お問い合わせ先はこちら→?0187(43)3950


県南担当・けこさん

2009年10月28日11:51 | 県南情報 | Trackbacks (0)

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