秋田花まるっグリーン・ツーリズム推進協議会ブログ

JA秋田やまもと ふるさとの味でお正月をむかえましょ。

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みなさま大晦日いかがお過ごしでしょうか。正月料理の仕度に忙しいという方も多いことでしょう。
JA秋田やまもとでは8年前からふるさとの味を詰めたおせちの重箱を作り県内各地に発送しています。
今年も地元新聞に掲載したその日のうちに限定150セット(重箱1セットでおよそ5人分)が完売する人気ぶりです。

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伊達巻には全部で400個以上の卵を使う       でっかいタイは一の重に
30日、三種町鹿渡にあるJA秋田やまもとの仕出しセンターでは朝からスタッフのみなさんが
準備に慌ただしくしていました。スタッフはチーフの伊藤優子さんをはじめ9人。
みなさん三種町琴丘地区や八竜地区に住む主婦たちです。150セットを寝ずの作業で翌31日朝までに仕上げます。
地産おせちは、2002年JA秋田やまもと女性部の中でも郷土料理名人が集まる「グランママシスターズ」を中心に、
地元の味を詰めたメニューを考案してはじまりました。当初はグランママと女性部とが集まって作っていましたが、
数年前からグランママたちは煮物や巻き寿司などの自慢料理を自宅で作って仕出しセンターへ届け、
最後の仕上げと重箱詰めを仕出しセンターのスタッフが一手に担うようになりました。

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グランママのひとりで当協議会会員の「やまもと百姓大学」でも講師を務める巻き寿司名人の小山内恵子さんは、
もみじを模った36cmの巻き寿司を作りました。それをスタッフが当分に切りわけひとつずつ包んでいきます。
仕出しセンターチーフの伊藤優子さんは「出来上がったものを詰めるのは普段の仕出しの作業で慣れているけど、
おせちはきんとんをひとつずつ包んだり、巻き寿司を切ってひとつずつ包んだりと手間がかかる。
グランママたちから届いた料理はやっぱりキレイに仕上げたいのでやはり大変です」、
「グランママたちにはいつまでも元気で頑張ってと、この間も声をかけてきました」と笑顔で話してくれました。

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グランママ中田良子さん作の黒豆         グランママ工藤クニヱさん作の“えにょ”の煮つけ
30日から31日の朝にかけて続く徹夜の作業。もちろん30日だけでなく下ごしらえは何日も前から続きます。
そのためみなさんここ数年ご自宅の正月準備にかける時間はほとんどないのだそうです。
「家族の理解があるからやっていけてるんでしょうね。スタッフみんなまとまりよくやっていますよ」と
仕出しセンターチーフの伊藤さんが話してくれました。

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美しい金色の芋きんとんは、女性部部長 伊藤ユウ子さんの手作り  使用したサツマイモは20kg
ひとつずつ丁寧に小分けにして中に栗の甘露煮を包み、およそ800個作る

JA秋田やまもと営農生活部の内藤美幸さんは、「けっして派手なおせちではないけど、
買ってくれた人たちは“残すものないね”と言って全部おいしく食べてくれます。
ただ、グランママたちの腕に頼っている部分もあるので、元気で頑張ってくれているうちはいいけど、
今後この味を継いでいく後継者の問題はもちろんあります。女性部のメンバーも年々減ってきているので、
やまもと管内の女性たちには気軽な気持ちで女性部の活動に参加してほしいですね。
いっしょに楽しみながら勉強していきましょう!と言いたいです」とお話してくれました。

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グランママのみなさんとJA秋田やまもとの内藤さん(後列右2番目) 重箱料理は豪華のひとこと(今年11月)
そのグランママシスターズのみなさん、実は今年11月に参加したツアーでお世話になっています。
グランママシスターズは、最高齢78歳の袴田フチヱさんを筆頭に現在19人。
現役バリバリ、1泊2日の研修旅行にも元気に出かけちゃうパラフルおばあちゃん軍団です。
11月のツアーの時にごちそうになった重箱料理も“おばあちゃんの味”が満載で本当に美味しかったのです。
JA秋田やまもと営農生活部の内藤美幸さんに
「お願いすればこういった団体向けにお料理を作ってくれるんでしょうか…?」と尋ねたところ、
人数や形態(お弁当がいいのか、ちょっと贅沢にお重にしたいのかなど)をリクエストしてくれれば
できる限り対応します、との嬉しいお応えが!みなさんも機会があれば一度味わってみてくださいね。
JA秋田やまもと営農生活部ふれあい課 電話0185-87-4250

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雪がしんしんと降る31日の明け方、150セットの三段お重がようやく出来上がりました。
今年は遠くは湯沢市秋の宮まで届けられるこの地産おせち。注文の多くはお年寄りなのだそうです。
仕出しセンターチーフの伊藤優子さんは「11月のうちから楽しみにして“予約はいつから?”という電話がきます。
わたしたちのおせちは本当に普通の田舎の味だけど、それがいいのかもしれませんね」
と眠い目をこすりながらお話してくれました。

さて今年もあとちょっと。来年がみなさんにとって幸せな一年でありますよう。よいお年を!
                                          県北担当 やっつ
■会員情報 やまもと百姓大学

                                          

2010年12月31日10:20 | 県北情報 | Trackbacks (0)

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