この春から県内各地で行われてきた「あきた農山村・旬を感じるツアー」も、
残すところ1ツアーとなりました。来年2月、北秋田市阿仁地区を巡る「阿仁の里 冬物語」です。
現在、主催である湯口内生活研究グループや県、北秋田市、秋田内陸線旅行センターなどが、
プランを練っている真っ最中!皆さまに満足してもらいたいと、心を込めて考えています。
現段階での予定ではありますが、一足早くツアーの内容をご紹介しますね。
【日程】平成24年2月18日(土)~19日(日) 1泊2日
【ツアー内容】※現時点の予定のため変更の可能性もあります。あらかじめご了承ください。
・阿仁湯口内地区で田舎料理体験(だまこ鍋の昼食、漬け物・サバ寿司作り体験)
・森吉山樹氷鑑賞 ※強風でゴンドラの運行が停止した場合は日程を変更します。
・スノーキャンドル(雪灯篭)作り
※毎年この時期に開催されている「スノーキャンドルストリートin阿仁」に参加予定ですが、
現在実行委員会で開催日時を調整中のため、日程が合わない場合は宿でキャンドル作りを行います。
・宿泊 リゾートホテルフッシュ
※「スノーキャンドルストリートin阿仁」に参加できなかった場合は、ここでキャンドルをつくります。
・「打当温泉マタギの湯」でマタギ体験(雪上かんじき体験、熊鍋の昼食、マタギ語り、温泉入浴)
・秋田内陸縦貫鉄道乗車(阿仁マタギ駅~阿仁前田駅)
【問い合わせ】
湯口内生活研究グループ(工藤) 電話0186-82-3191
秋田内陸線旅行センター 電話0186-60-1111
✼おまけ✼
11月中旬、このツアーの打ちあわせで、北秋田市水無の湯口内集落に行ってきました。
この集落を見下ろす高台の上に、大きなイチョウの木が立っています。
地元の人たちが「湯口内の観音様」と呼んでいる小さな祠とご神木であるイチョウの木。
「もうちょっと前だったらもっとキレイだったのに」と湯口内生活研究グループの工藤さんに言われたとおり、
狭い境内は一面落葉した黄色いイチョウの葉で敷き詰められていました。
阿仁合町史によると、湯口内集落は阿仁合周辺では最も古い歴史を持つ集落なのだそうです。
1300年代初め、阿仁川に注ぐ湯口内沢で木炭焼夫が砂金を発見し、
それを採集した人たちによって集落が形成されたと記されています。
阿仁合が鉱山で繁栄した時代には、往来する船の渡し場として大いに栄えました。
そんな長い長い歴史を見守ってきたであろうイチョウの木。晩秋、枝には可愛い実がたわわです。
その実がポトリポトリと落ちていて、周囲には実の甘い匂いが漂っていました。
毎年9月には集落でお祭りも行われるという「湯口内の観音様」。
内陸線の車窓からも見えるので、四季によって移り変わる表情を楽しんでみてくださいね。
県北担当 やっつ
2011年11月22日11:01 | 県北情報 | Trackbacks (0)