今月15日~16日にかけて、秋田県内への留学生を主な対象に、農業体験が行われました。
これは、秋田地域留学生等交流推進会議が主催する3年目を迎えた取り組み・交流です。
今年の参加者は総勢47名!多言語が飛び交いますが、みんなできるだけ日本語で話そうと
努力し、助け合いながら農家で楽しい時間を過ごしました。
今回のテーマは「秋田の農業の魅力と苦労」。そして、来月実施される第2弾の交流で
「留学生が秋田の農業にどのように貢献できるか・貢献したいか」に迫ります。
今回、私は本協議会会員 農家民宿くりの木(佐々木弘子さん)にお世話になりました。
☆農家民宿 くりの木 1日目
農家民宿くりの木は、その名の通り栗園を営む農家民宿です。日本一大きな栗・西明寺栗の特産地なだけあって、体験は栗にまつわる作業が盛りだくさん。学生たちは興味津々といった表情でお手伝いをしてくれました。
左)栗の皮むき…ひとつひとつ手作業で剥くことに驚くみんな。オーナーの佐々木弘子さん(写真左)の手つきを
見ると簡単そうですが、結構難しい。
右)あいにくの雨でしたが栗拾いに挑戦。今年は例年に比べて収穫量が少なく不出来とのことですが、
私たちは丈夫な栗がごろごろ落ちているのが面白くて栗拾いにすっかり夢中。
左)栗を機械でサイズごとに仕分けし、虫食いの栗などを見つけ選別します。
右)弘子さんに「ゆべし」(郷土菓子)の作り方を教わりました。2種類の餅でそれぞれの模様を作り、
楽しみました。味もバッチリですが、その模様作りが楽しくて留学生のみんなにはとても印象的な思い出になったようです。
☆2日目
2日目、障子の張替に挑戦!近年、このような作業は日本人ですら馴染みが薄くなっているのではないでしょうか。
農家の暮らしに触れられたほか、留学生にとって古くからの日本の文化・生活様式を学ぶ、貴重な経験となったことでしょう。
その後、参加者と受入をお世話してくれたグリーン・ツーリズム西木研究会(農家民宿オーナー)が集まり、昼食をいただきました。
そして、それぞれの宿での作業の様子や感想が各グループから発表があった後、学生たちから
農家民宿オーナーに農業をやる上での喜びや苦労などの聞き取りが行われました。
印象的だったのは、農家民宿のどかに泊まったモンゴル出身の学生さん。
「モンゴルでも豆乳はスーパーに売っていますが、高い。その豆乳を自分の手を加えて
作ることが出来たのが一番うれしかった」、と。
それぞれの感想と農家さんへの聞き取りを一度持ち帰り、次回の交流会でもう一度話し合います。
どんな話し合いとなるのでしょう??こちらの様子はまた改めてご紹介したいと思います!
佐々木家のアイドル、ほのかちゃんは2日間お兄さん、お姉さんたちから
離れることはありませんでした(^^)いっぱい遊んだね!
県南担当 けこさん
2011年10月19日13:53 | 県南情報 | Trackbacks (0)