協議会でも参加した千秋公園 JAZZ IMPRESSIONなど
県内各地でイベントがてんこ盛りだった9月の三連休。少し遅くなってしまいましたが、
鹿角市と大館市で行われた2つのイベントの様子をご紹介します。
■鹿角市「かづの元気フェスタ」
このイベントは、鹿角市の産業祭と社会福祉協議会のイベントが合体したものだそうで、
市役所周辺の広い敷地には、ところ狭しと福祉団体・施設のブースや鹿角の特産品を販売する
飲食ブースなどが並んでいました。
当協議会会員の鹿角市「中滝ふるさと学舎」もスポーツセンター内に出展。
木工体験も出張し、子どもたちが楽しんでいったようです。
学舎事務局長 門下さんと鹿角市の地域おこし協力隊として9月から学舎で働く草彅さん。
木工体験に遊びにくてくれた親子に偶然遭遇。カメラを向けるとポーズをとってくれました!
学舎の目の前には小坂高校の生徒がソーラーカーを展示していました。
また、500mを2分で完走できれば北限の桃がひとつもらえるという自転車の体験。
わたしも挑戦しましたが…無理でした。
青春の笑顔。
こちらは、NPO法人鹿角親交会のブースです。
ドレスタオルや廃油せっけん(わたしも一つ購入し自宅で使ってみました。
油汚れの落ちが素晴らしいです。)を販売しています。
鹿角親交会は、精神障がい者、その家族、ボランティアが会員となり、
精神障がい者の在宅支援、地域支援を目的として活動するNPO法人です。
鹿角親交会のみなさん(右 事務局の田中恵子さん) 鹿角親交会についてくわしくはこちら。
また、こちらはNPO法人かづの活動センター 出発の家のブース。
丁寧に手作りされた刺し子の作品がたくさん並んでいます。
出発の家は、在宅の障害者に刺し子などの職業訓練を行い、自立支援を行う団体です。
出発の家についてくわしくはこちら。
■大館市「お気に入りだらけの のみの市」
かづの元気フェスタをあとにしたわたしは、その足で大館樹海ドームへ移動。
ドーム敷地内パークセンターで、大館市をはじめとする県北と青森県弘前市の
手作り作家が集まるイベント「お気に入りだらけの のみの市」に行きました。
このイベントを主催しているのがイベント企画グループ「ユニーク」です。
出店の条件は「おしゃれであること」
この場合のおしゃれとは「和でも洋でも作っている人も見ている人も楽しくなるようなもの」
というユニーク代表の虻川道子さん。
「下手でもいい、作品に訴えるような伝えるものがあるのがいい。細かいことは気にしない(笑)」
出店者のレベルがものすごく高いのも、ユニーク主催のイベントの特徴。
それは、虻川さんをはじめユニークスタッフの目が高いからなのはもちろん、
作家さんたちの向上心がものすごいから。
「感性も年齢も個人個人で違う。でも物作りという枠で話がはずむ。
ディスプレイの仕方とか真似したり競争したりして、
お店を出している人たちがどんどんレベルアップしています。」
(左 代表虻川道子さん、右 安達真由美さん)
隣同士で店を並べる、小笠原佳奈子さんと殿村かよ子さん。
殿村さんは、大館市内にbeeという雑貨屋を経営しています。
「宣伝にもなるしお店のお客さん以外の人とも知り合いになれる。
企画してくれる人がいて、出店するだけというのはとても楽ですね。」
今回は、青森県弘前からも出店。
オーガニックコットンを使ったワンピースが人気の「えむの森」のえむさんは、
「弘前のイベントにユニークの方がみえて声をかけてもらった。
弘前のお店には大館からもお客さんもたくさん来てくれるから、今回はその恩返しができればと思って」
とお話ししてくれました。
また、一緒に出店していた高橋睦子さんと河田律子さん。
荷物をまとめる紐を巧みに編んだカバンが並んでいました。
8年前小さな喫茶店の一角で4人の作家の個展からはじまったユニークの活動。
今回は44組が参加しています。
イベントを主催するユニークの代表虻川さんは、
「大館でもおしゃれなことができるということ、それが伝われば町も人も元気になるし、
何より自分たちが楽しい(笑)
ここに出店した人たちがプロになったりステップアップしてくれたら、それが一番うれしいでしょうね。
回数を重ねてだいたいイベントも形になってきたかなと思うけど、
来てくれた人にワクワクしてもらえるようにまだまだチャレンジしていきたいと思います。」
と今後の意気込みを語ってくださいました。
こうしてたくさんの人が集まるイベント会場に伺うと毎回感じることがあります。
それは、自分たちの住んでいる小さな小さなコミュニティをとても大切にして生きる人が
たくさんいるということです。
個性的な作品には、そこに生まれて暮らしてきたその人の人柄が詰まっています。
小さな団体の活動は、ひとりひとりの思いやりで繋がっていました。
こうした小さな点が集まって大きな「秋田」という風土を作りだしている。
そう思うと、分野に関係なく、秋田の未来はそうした「人」によって
本当に支えられているんだと改めて感じることができました。
取材にご協力してくださいましたたくさんの方々に心よりお礼を申し上げます。
県北担当 やっつ
admin | 2010年10月5日21:01 | 県北情報 | Trackbacks (0)