(株)秋田県観光連盟主催「花まるっモニターツアー」の日程に併せ、当協議会の実践者である「農家漁家レストラン 和み庵京かのこ」と「ガーデンカフェタイム」の、お客さんとの交流や準備の様子、庭に咲き誇る旬の花々を取材させていただきました。
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~農漁家レストラン 和み庵京かのこ~
代表の、小柳千鶴子さん。
いつも、ニコニコとした朗らかな笑顔で出迎えてくれます。
実はお茶と着付けの達人でもあります。
姉の、齊藤和子さん。
主に、お料理担当です。
ご主人が漁師で、新鮮な食材を提供してくれています。
姉妹が力を合わせて、店を盛り立てています。
◆お庭の花々と、おもてなし◆
門をくぐり、玄関までの飛び石の脇にひっそりと咲いていた「京かのこ」。
言わずもがな、店の名前の由来です。
玄関を入ってすぐ出迎えてくれたのは、和子さん手作りの傘福(=山形県酒田市のつるし飾り。「日本三大つるし飾り」として他に、ひなのつるし飾り(静岡県東伊豆町稲取)、さげもん(福岡県柳川市)がある)。
中庭にひっそりと咲く大山蓮華(おおやまれんぎょう)。
内側が、ほのかなピンク色をしていて、愛らしい。
紫の紫蘭(しらん)と、白い紫蘭。
お客さんが来る前に、お香を焚いて雨のジメジメ感を一掃。
こんな気遣いも嬉しいですね。
来られたお客さんで、「あら、いい香り」と、気付いている方もいらっしゃいましたよ。
◆本日のメニュー◆
お料理は、極力地場産食材にこだわって作っており、「農漁家レストラン」だけあって新鮮な魚介類を使用しているのが自慢。
どれも絶品で、お客様たちは舌鼓を打っていましたが、中でも話題になったのが「カナガシラ」。
「カナガシラ」は、頭部が硬い骨板におおわれていることからその和名がついたようです。秋田県では別名「キミヨ」と言い、お祝いの時や授乳中の御婦人に出したりしています(母乳の出が良くなるんだとか。縁起の良いお魚です)。
広島のカキが冬ならば、こちらの岩ガキは夏が旬!来月は、待ちに待った岩ガキのシーズンです。(7月最終土曜日には「象潟ねむの丘特設会場」で毎年恒例の「海の幸まつり」が開催されます。予定は変更される場合があります。)
よどぎみは、齊藤さん宅の漁(採取・選別)の様子を取材します!
このあとカフェガーデンタイムではコーヒーが出される予定と聞き、あえてコーヒーにはせず、心を込めて点てたお抹茶で一服。
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~ガーデンカフェタイム~
佐々木利子さん(右)とモニター参加者たち。
利子さんのお話に聞き入っていました。
◆お庭の花々と、おもてなし◆
待ちに待っていたタイムの庭の花々。
色とりどりに咲き誇ります。
雨に濡れお花は下向き加減ですが、植物にとっては恵みの雨なのでしょう。
むしろ生き生きとしてさえ見えます。
アーチにつたう薔薇が、まるで異国の風景のよう。
おなじみ“クローバー”も、鉢植えにすると特別感が出ます。
葉の先が割れてハート形をしているものを“クローバー”だと思い込んでいる人が多いのですが、実はそれは“カタバミ”という植物です。
このように葉先が丸く、白い線が入っているものが本当の“クローバー”です。
和名で“シロツメクサ”といいますが、由来は「オランダから江戸時代に輸入された硝子器などの梱包に、詰め物として使われていたことから“詰草”と呼ばれるようになった」のだそうです。
◆本日のメニュー◆
ココナッツマフィン・レモンバーム&アップルミントゼリー・レモンバームティー。
すべてタイムのお庭からの贈り物、ハーブを惜しみなく使用したスウィーツです。
こちらもお庭からの贈り物。
お部屋の中だと、また違った表情を見せてくれます。
利子さん直筆の、家系図。
「亡くなった父が、自分に書かせたのだと思う」と、大切なご家族のお話をしてくださいました。
雨露に濡れて瑞々しい、バラ科ザイフリボク属のジューンベリー(アメリカザイフリボク)。
こちらは観賞用だけではないのです。実が甘酸っぱく美味しいので、その実を先にいただくのは、鳥が先か人間が先かの争奪戦!
春は白い花が咲き、秋は葉が赤く色づくとのことで、四季で楽しめる木なのだそうです。
「きれいに咲かせてあげてね。」
大事な大事なお花の苗を、お客さんにも分けていました。
お茶が美味しくて、自宅でも飲みたいと伝えたら、よどぎみにレモンバームをくださいました。
夜に早速煮出して美味しくいただきました。
どうもありがとうございます。
帰りのバス内にちょっとお邪魔しまして、にかほ市観光課、(株)秋田県観光連盟およびモニター参加者へ、協議会の活動・HP&ブログの告知・「フリーペーパーmoi」の配布をさせていただきました。
実際のツアー参加者(お客様)の反応により、各実践者の応対等の現状を知ることができる、良い機会だったと思います。
また、たくさんの人々との出逢いにも恵まれました。
季節の花々を一緒に見て、季節の食事を共にする。初対面同士でも打ち解け、和気あいあいとした交流ができるのが、グリーン・ツーリズム型ツアー!
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グリーン・ツーリズム推進協議会HP 美の国秋田 桃源郷をゆく
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県央地区特派員:よどぎみ
取材協力 (株)秋田県観光連盟
(さらに…)
admin | 2010年6月22日10:56 | 県央情報 | Trackbacks (0)