2009年10月 のアーカイブ
「中直根地域第2回ワークショップ」
10月17日(土)、鳥海町直根改善センターに於いて「中直根(なかひたね)地域第2回ワークショップ」が開催されました。これは中直根地域が平成21年度の県農山村活力向上モデル事業の対象地域に選定されたことにより、地域住民と国際教養大学が連携し、活力向上プランの策定に資するため開催されたワークショップです。言うなれば、大学生と地域住民とが協力し合って町おこしを考える会といったところでしょうか。
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前半は、秋大教育文化学部の池本教授(食品の有用成分等の研究が専門)によるアケビの成分等に関する講話。昭和初期まで、食用油は貴重なものでした。昔の人は、身近にある植物(ソバ葉、ニシコリ、イヌガヤ)などから油を搾って活用していたようです。主に仙北では、アケビの種子から油を採ってはあぶら問屋が買い集め、京や江戸の寺院や料亭に卸していたというから、たいそうな高級品だったのですね。教授は、それを現代で復活させるために研究をされているようです。それに関連して、アケビを直根地域の特産として生産販売するための活路を見出す意見交換会なども行われました。率直に栽培の仕方などについての質問が飛び交い、農家の方々はやる気満々といった印象を受けました。
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ちなみに私は小さい頃山形に6年近く住んでいたため、アケビを食べることに全く抵抗がないどころか、マルメロとかイチジクとかザクロとかと同じように普通に食べていました。父親が、キノコ採りの副産物としてアケビも持って帰ってくれた思い出があります。なので、アケビって…そんなに秋田では食べられていなかったのか?と、まさにカルチャーショック。そういえば、大人になってからはあんまり食べてないかも…もとい、地元のスーパーには売ってないことに気がつきました。
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そして後半は直根環境改善センターの利活用について。そうこのセンターです。ここを地域住民だけではなく観光客や外部から来た人達を迎え入れ、観光の拠点としてもっと活用できないかを、国際教養大学・県立大が考案し、実際に立体模型などを動かしながら斬新なアイディアを発表しました。そこでも、アケビの活用が見直されまいた。若き発想が、地域住民の生活に根ざしたうえで活用されれば言うことがないですね。
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県央担当よどぎみでした。
その2に続きます!
admin |
2009年10月20日17:09 |
県央情報 |
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本日は、念願だったきりたんぽ作りのお手伝いのためにお伺いした筈が、しっかり昼ごはんまで御馳走になりました。
しかも稲荷寿司のごはん詰め、巻き寿司作り、なた漬けの袋詰め…と、思ったよりも盛り沢山な内容となりました(笑)。
貴重な体験、というよりは普段の食事のお手伝い?という感じ。
私達秋田の人間にとっては普段の生活の一部を切り取ったような内容でした。そのおかげで、特に苦労もせず、和気藹藹、皆で楽しくお話をしながらの作業となりました(おしゃべりをしながらでも、手は止まりませんでしたよ!)
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昼食は、これまた全て手作りの、竈(かまど)で炊いたごはん、川ガニの味噌汁になすがっこ、ほうれん草のおひたしに新鮮なトマトとサンチュなど。特に、ぬか漬け後に炭火で焼いたさんまは、これまでに食べたことのない香ばしい味わいで、やみつきになりそうでした。
我が秋田花まるっグリーン・ツーリズム推進協議会の公式ページでも言っておりますが、「是非“心”を休めに来てください。」という佐藤さんご夫妻のあったかい心がしみ渡る一日となりました。
以上、県央担当よどぎみでした。
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★おまけ★
重松の家の庭には色とりどりの植物が咲いていましたが、中でもひときわ存在をアピールしていたのが目にも鮮やかな菊の花。雨あがりの露が、きらきらしていました。
♪花まるっ協議会・会員データ♪
【重松の家】
佐藤重博・祐子
住所 秋田市上新城小又字田中13
電話&FAX 018-870-2345
1泊2食 6,000円
朝食のみ 5,000円
定員 7名(1日1組のみ)※要予約
admin |
2009年10月18日20:18 |
県央情報 |
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秋田の秋といえば、そう、きりたんぽ。
きりたんぽといえば、そう、県北部。
「いや、うちほはだまこだ!」
「いものこだ!!」
「納豆汁だっ!!!」という方もいらっしゃるかとは思いま・す・が、
わたくし、県北担当ですので、
この際、きりたんぽを全面に押し出したいと思っております。
ということで、県を北上しながら
きりたんぽ鍋の具材がどれだけ集められるかやってみました。
■ネギ @能代 ねぎっこ村(0185-52-6200)
この時期の能代は、車で走っているだけでネギの匂いがしてきます。
ネギの最盛期は11月上旬ということですが、店頭にはネギがどっさり。
新鮮なネギの見分け方は、
青が鮮やか
白い部分が長い
青と白の境目がくっきりしていること だそうです。
11月からはネギ堀り体験も行われます。
■キノコ @大館田代 たけのこ館(0186-54-6168)
店内には、ヒラタケやムキダケなどたくさんキノコがありました。
白菜や里芋なども豊富で、鍋の材料はほぼそろってしまいます。
すべて新鮮でとってもおいしそうでした♪
■比内地鶏のお肉 @道の駅ひない とっと館(0186-50-7700)
普通の鶏肉でも構わないのですが、ここはこだわって比内地鶏にしてみようと・・・
道の駅ひないの産直施設 とっと館には、
生と冷凍の両方のお肉が豊富にとりそろっているのです。
こちらが、およそ10人前(3360円)の生肉です。生のモツやガラ付きです。
およそ半分の400gパック(1732円)もあります。
さ?て、あとは、メインのきりたんぽを残すのみ。いざ大館へ!
■きりたんぽ @大館 陽気な母さんの店
到着。たんぽくださいな♪
・・・ん?な、な、ない???完売御礼。来るのが遅すぎました。
ほぼ午前中にはなくなってしまう大人気商品。
みなさん、きりたんぽは、たとえそれが夕食の献立であったとしても、
午前中にお出かけして新鮮な具材をそろえることをお勧めします。
ぜひお出かけしてみてください。
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☆ご紹介した、道の駅ひないのレストラン「比内どり」では、
きりたんぽセットの全国発送も行っているそうです。
5人前6825円。ご自宅用、ご贈答用にぜひ。
(0186-55-2200)
県北担当 やっつ
admin |
2009年10月16日15:19 |
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北秋田市阿仁根子集落のほぼ中心部に根子公民館があります。
玄関を入ると、大きなガラス張りの展示スペースに、
カモシカの毛でできた防寒着や錆びた鉄砲、
木のつるで編んだ袋などが所狭しと陳列されています。
根子マタギのシカリだった佐藤富松さんが実際に使った
マタギ道具と装束の数々です。
息子である富久栄さん(82)は、
今は亡き父・富松さんを「おとなしい人であったけれども、
マタギのことや地域のことの掟なんかはとても厳しい人であった。」と話します。
その顔には、父に対する尊敬と誇りがあふれていました。
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富久栄さんは、根子唯一の現役のシカリです。
シカリとは、マタギ言葉で長・リーダーのこと。
モニターツアーの中盤、富久栄さんがマタギ語りを聞かせてくれました。
その話し方はとても穏やかで、
しかし、長年シカリを務めてきたことを感じさせる独特の説得力を含んでいました。
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■1日に4頭!自身最高記録
富久栄さんは、22歳の時に父の跡を継ぎシカリになりました。
自分で1から計画を立て、セコ(獲物を追う人)たちに指示を出し、
無事に狩りが成功した時が一番達成感を感じるのだそうです。
ある時、4人の仲間を連れて山へ入りました。
一頭を追い込み、鉄砲で狙います。
しかし、その弾はクマをしとめることはできず逃がしてしまいました。
手柄なく村へ引き返す富久栄さんたち。
「どうしようか迷いましたけれど、あいつ(クマ)も傷を負っているから、
そう遠くへは逃げられないでしょう。明日もう一度挑戦しよう、ということにしたのです。」
と当時を振り返ります。
次の日猟場へ出かけると、昨日の獲物は難なく仕留めることができました。
その帰り道です。
小熊2頭を連れた親子のクマを仲間が見つけました。
一瞬追うかどうか迷いが頭をよぎります。
しかし、「よし、やってやろう、と。」
マタギとしての血が騒いだ瞬間でした。
一日に4頭。富久栄さんが今までで一番多く狩りをした思い出の日です。
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■マタギとして生きるということ
代々マタギを継承する家系とはいえ、今は昔。
極寒の中獲物を追うこの「マタギ」という仕事を、
イヤだと感じたことはないのかな、と不思議に思い、
失礼を承知で思い切って聞いてみました。
すると、「嫌になったことはないですよ、そういうものだと思ってきたから。」
「山に入ると、30分が10分や15分に感じるくらい集中するんですよ。
寒いとやっぱり大変なんだけれども、クマを追っている時は
打つのが楽しみだから、寒さも忘れてしまいます。」と
マタギの楽しさを頬を緩めながら語ってくれました。
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■マタギ発祥の地
狩りの時期、長く家を空けて猟に出るマタギを、旅マタギといいます。
根子マタギの人たちにはその旅マタギが多く、
遠くは長野や新潟などの山へも出かけていました。
人々は、その土地の人々と交流を深め、米や味噌をもらうかわりに、
クマ肉や胆などを分け合っていたそうです。
そうした中で、マタギの技術もまた伝えられていきました。
中には、地元の女性と結婚する人もいて、
マタギの文化は徐々にその土地にも根付いていったのです。
そうやって伝えられた各地の人たちが根子マタギを
「本家」と呼んで慕ったため、根子は「マタギ発祥の地」と呼ばれています。
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■マタギの知識は人を助ける
最後に、富久栄さんにとってマタギとは?
「趣味もようなものだけれど、場合によっては人助けになることもある。」
以前、蔵王(宮城)で人が遭難した時、地元の警察から連絡がきたことがあったそうです。
地元の人以上に根子マタギが山を熟知していることを、地元の人たちも知っているのです。
「マタギで生計を立てていた時代ではもうないけれど、
歴史あるものだから残していきたいと思いますよ。」と
少しはにかみながらお話してくれたその顔が印象的でした。
県北担当 やっつ
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2009年10月16日01:03 |
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そばきり長助
「ピンクの花に込めた思い」
みなさん、このかわいらしいピンクに染まった花を見てください。これが何のお花かご存知ですか??
正解は「赤そば」のお花です。(高嶺ルビーとも言われるそうです)
9月下旬、このピンクの花が見頃を迎えたときに、角館武家屋敷通りのすぐ側に店を構える「そばきり長助」のご主人・鈴木秀夫さんにお話を伺ってきました。
赤そばは遠くヒマラヤの地が原産地で、そのそばの実を長野県で品種改良したものをご主人は栽培しています。「自分で栽培した粉で赤そばを作りたい!」というご主人。3年間、そのゆるぎない思いをもち続け、今年 念願かなって栽培に取り組み始めることができたそうです。
小雨の降る中、美しく染まったピンクの花を眺めながら「いつか赤そばを仙北市の特産にしたい」とお話してくれました。
そば畑まで自宅から20~30分かかるそうですが、時間を見つけては畑を見に朝に来たり、夕方に来たり…気になって気になって通ってしまうそうです。「子供を育てるのに似てる」とご主人。こだわりの職人の顔と農家の顔を両方兼ねたご主人の表情に赤そばの成功を願わずには居られなくなりました。
この赤そば。花畑を見る楽しみ方と、食す楽しみ方の2通りあると言われているそうです。なるほど、立ち止まって観賞する人もいるほどの見ごたえある花。 そして、そばきり長助では11月中旬から赤そばがお店にお目見えするそうです。11月に今度はお店でご主人と再会です♪
☆花まるっ協議会・会員情報☆彡
角館地そば「そばきり長助」 住所:秋田県仙北市角館町小人町28-5
TEL:0187-55-1722
営業時間 11時~15時/18時~20時
定休日 毎週火曜日(夜:月、火)
以上、県南・けこさんでした。
admin |
2009年10月13日21:29 |
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