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‘県北情報’ カテゴリーのアーカイブ

大館市 大館バラまつり

「ラブ」
「ピース」
「ゴールデンハート」
「うらら」
「ジャルダン ドゥ フランス」
大館市の石田ローズガーデンで「大館バラまつり」開催中。
現在全体の3~4割が開花しています。
平年より開花が2週間ほど遅れたため、当初の予定よりも会期を延長し、
27日(日)まで開催されることになりました。


庭の入口近くでは、大館市の老舗菓子店「大鳳堂」が出店。
店主の大塚博さん。
大鳳堂は創業70年を超える老舗。
大館市にちなんだ
「ハチ公サブレ」や
「ハチ公もろこし」、
自慢の無添加のパンは
県外のファンもいるという美味しさ。


まつり期間限定で
バラのお菓子や
ローズティの茶葉、
バラジュース、
バラジャム、
香水などの化粧品も同時に陳列。


40年以上まつり期間中だけ
販売しているというばら餅。
「ブルーローズ」のお餅は
今年初登場。ぜひ。
大鳳堂
住所 大館市部垂町37-5
電話 0186-42-0491


およそ2300平方メートルの敷地に
およそ600種類700本が植えられています。
お花についた品種名のタグを見ながらお気に入りを探してみてください。
【場所】石田ローズガーデン 住所:大館市字三ノ丸10
【入場料】無料
【時間】午前9時から午後5時まで
【問い合わせ】大館市役所 産業部 商工観光課 0186-43-7072
                               県北担当 やっつ

| 2010年6月17日23:11 | 県北情報 | Trackbacks (0)

八峰町峰浜「しらかみカフェ」オープン!

開店前からわたしもと~っても楽しみにしてました!
「果樹農家のレストラン しらかみカフェ」
ついにオープンですっ!!
★★★「果樹農家のレストラン しらかみカフェ」★★★
   果樹農家の笠原さん家族が営む農家レストラン
   自家製のナシやブドウを使ったスイーツはもちろん、
   地場産食材をふんだんに使ったランチ(夜予約制)が楽しめます★
オープン当日の9日(水)。
開店と同時にたくさんのお客様に
お越しいただきました。
八峰町はもちろん
秋田市や北秋田市などから
お越しくださったお客様も。
50歳くらいのご夫婦や
女性グループが中心です。
カフェのメニューは2タイプのランチを週替わりで提供。
火曜日が定休日なので、水曜日から翌月曜日までのメニューです。
記念すべきオープニングメニューはこちら。いずれもコーヒー付き1000円
*Aランチ*(写真) 
赤飯、
じゅんさいのスープ(八峰町産)、
魚のフライ、つけもの
*Bランチ* 
ポークソテー(三種町産)、
たっぷり野菜のスープ、
ライス、サラダ
食材は地場産を重視し、
峰浜産を中心に周辺市町村のものを仕入れています。
じゅんさいは峰浜産。笠原家のお隣さんが栽培しています。
また、サラダの赤カブと水菜は笠原家のおばあちゃん作です。
+200円でデザートがつきます。
今週は、自家製ナシのタルト、
ヨーグルトムース
チーズタルト
ナシはもちろん自宅で栽培した
自信のナシです。
地元八峰町から訪れたご夫妻。
「美味しかった。
味も薄味でね、
われわれにはちょうどいい!」
Bランチを
召し上がったそうです。
こちらは鷹巣からお越しのご夫婦。
地元紙をご覧になって
来てくださいました。
食事の量について伺うと、
旦那様にもちょうどいい
ボリューム感だそう。
男性もきちんと満足できますよ。


7年目の結婚記念日と
カフェオープンの
「めでたい繋がり」で
能代市から
ご来店くださったご夫婦。
ありがとうございました。
末長くお幸せに。
そのほか、新聞を見て能代市から来たという女性は、
「一生懸命作っている気持ち、ハートが伝わってくる。
この雰囲気がずっと続いてくれればいいなと思います。」と
率直な感想を聞かせてくれました。
ご主人の笠原吉範さん(左端)は、
「食事だけじゃなくて、お店の雰囲気や集落の様子、
窓からは白神山地も見えるし、
そういうのも同時に味わって欲しいです。」と話していました。
みなさんも「しらかみカフェ」と八峰町にぜひ遊びに来てください!

果樹農家のレストラン
しらかみカフェ
(協議会会員)
【営業時間】 午前11時~午後4時
     (5人以上予約で夜も可)
【定休日】 火曜日
     (農作業で臨時休業あり)
【住所】 秋田県山本郡八峰町
  峰浜水沢字家ノ下谷地38-4
【TEL】 0185-76-3715

| 2010年6月11日19:02 | 県北情報 | Trackbacks (0)

大館市田代 札幌の中学生が農業体験!



先月下旬、大館市田代地区に
札幌市立栄南中学校の3年生が修学旅行で訪れました。
受け入れたのは、大館市の田代グリーンツーリズム推進協議会。
生徒たちは自分できりたんぽを作り、人生初の田植えも経験しました。
受け入れ農家と子供たちの短いながらも充実した交流の物語です。


札幌市立栄南中学校3年生のみなさんは、
3泊4日の日程で岩手県の中尊寺など東北を巡って旅行中。
その一日に農業体験として秋田県を選んで来てくれました!
今回このうちの一グループに密着!3年2組と4組の生徒11人です。


その生徒たちを受け入れたのが、
田代グリーンツーリズム
推進協議会
藤島光雄さんご家族。
お父さん(光雄さん)が
「よく来てくれたね。」と
このすこぶる輝く笑顔でお出迎え。
楽しい体験の1日になる予感!


■きりたんぽ作り藤島家に到着早々さっそく台所できりたんぽ作りに挑戦です!


おばあちゃんがご飯のつぶし方とその加減を
お手本を見せながら教えてくれます。
秋田美人のあばあちゃん。
そのさすがの手さばきに
生徒たちも興味津津。
お姉ちゃんがたもやってみて、
のおばあちゃんの言葉に
生徒たちもさっそく挑戦です!


生徒たちにとっては生まれて初めてのきりたんぽ作り。
記念に写真を撮ったり
はたまた
一心不乱にご飯を潰したり…


そのうえみんなで棒の上下を間違えて、
「うわ~、間違えた!」と
やり直し。
潰し加減が甘かったり、
デコボコになったり…。
それでもおばあちゃんは
ニコニコしながら「うまいうまい」と言って褒めてくれました。


女子がせっせときりたんぽを作っている間、
男子は…というと!
お父さんと一緒に炭おこしです。
「せっかく炭おこしたんだから、
焼き肉もやろう!」とお父さん。
やったね♪


たんぽは専用の機械で焼き目を付けます。
うちわでパタパタ。
これがなかなか根気が必要!
黙々黙々…。
パタパタ、パタパタ…。
ケホケホ、ケホケホ。


絶えず火を見守ってくれたおかげで
たんぽはみそを付けて美味しく食べることができました。
お母さんとおばあちゃんが作ってくれたお昼ごはん!
「見た目も大事!」という藤島家では、
きりたんぽとその他の具材は別々に煮込むという手のかけよう。
わたしも美味しくいただきました。ごちそうさまでした。

■田植え


午後は田植えを体験!男子はゴロと呼ばれる田んぼに印をつける農具を
エイサ♪エイサ♪と田んぼまで担いで運びます。


田植えの先生もおばあちゃん。
農家生まれではないというおばあちゃんは、
嫁ぐまでは農作業の「の」の字も
分からなかったそうですが、
いまでは大大大ベテラン☆
その藤島家でも手植えをする
機会はなかなかないそうです。


男子生徒が「ゴロ」をゴロゴロ転がしてみるものの、
これもなかなか難しい。
ゴロが曲がれば、仕上がりも曲がってしまいます。
責任重大です!


「(札幌の)うちの近くには田んぼもないし、
田植えはもちろんはじめて。でもとうもろこし畑がある!」

と女子生徒。
生まれて初めての田植えに
みんなでウキャウキャ、
ワーワー大騒ぎです。
ここでもあばあちゃんは「みんな上手だぁ~。」と言って褒めてくれます。


泥だらけになって田植えを行うことおよそ1時間。
小さな田んぼにたくさんの小さな苗が
植えられました。
「楽しかった!」の声が聞こえて
わたしも嬉しくなりました。
お疲れ様(^^)

■また遊びに来てね。
この楽しくてかわいい生徒たちを受け入れた藤島さんは、
長い間東京で働き、5年前実家の大館市山田に戻ってきたUターン。
今では、母親であるおばあちゃんに農業を教えてもらいながら
修学旅行生を受け入れて、
生徒たちに農業の楽しさ、田舎暮らしのおもしろさを伝えています。


「自分も東京に長く出ていてこういう農業体験とか田舎とかに、
憧れとかそういうのがあってね。
むこう(東京)だとやってみたいと思っても、なかなか難しかったし。
生徒たちがここ(山田)に来たことを
少しでも覚えていてくれて、いつかまた遊びに来てくれれば嬉しいよね。」
☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。.:*・゜☆
藤島さんは、泊まりがあればもっと仲良くなれるんだけど…、と
短時間の交流に少々残念な様子。
でも、帰りのバスの窓からわたしたちの姿が見えなくなるまで
ずっと手を振る生徒たちを見ていると、
時間の長さには関係のない「思い出」がちゃんと出来ていると感じました。


いつかまた遊びにきてね。
                                 県北担当やっつ

| 2010年6月11日12:00 | 県北情報 | Trackbacks (0)

北秋田市阿仁 第1回根子菜の花番楽まつり

  
6日(日)北秋田市根子集落で「第1回根子菜の花番楽まつり」が行われ、
70世帯178人の普段は静かで小さな集落におよそ300人が訪れ、
山菜料理を味わったり伝統の根子番楽を鑑賞したりと充実した一日を過ごしました。
     
祭りの6月第一日曜は、これまで集落の運動会の日でしたが、高齢化などで今年からとりやめ。
代わりに集落に賑わいをつくるイベントを、と今年初めて「根子菜の花番楽まつり」を開催しました。
集落中心部にある「二又荘」(協議会会員「阿仁ぶなホテル」別館)ではマタギ語りが行われ、
建物の外にまであふれた来場者たちが根子マタギ・佐藤富久栄さんの迫力ある話に耳を傾けました。

     
お楽しみの昼食は、根子婦人会(会長 佐藤美江子さん)のみなさんが山菜料理を用意。
ワラビ、コゴミ、アイコなど根子の山で採れた山菜が盛りだくさんです。
ワラビの塩抜きをしたり、フキのあく抜きをしたり…。
メニュー決めから下準備、また、200人分の食器を集めに集落内外に声をかけたりと
一週間以上前から準備を重ね、周囲の協力とチームワークでこの日を迎えました。

     
婦人会会長の佐藤美江子さん(右)は、
「なんとかこの日を迎えられたって感じかな。
根子は人も減ってるし、1人暮らしも高齢者も多くてね、寂しいよ。
10年後はどうなっちゃうのかなーって心配になる。
でもこんなことろにいっぱい人が来てくれるのは本当に嬉しい。」と、
無事に迎えた安堵と喜びをお話してくれました。
根子生まれ根子育ち。自身も今は1人暮らしであるという佐藤さんですが、
根子を去り子供のところに行こうとは思わないそうです。

「私がいなくなれば、子供や孫が帰って来る場所がなくなっちゃうでしょ。
こんなとこだけど、住めば都です(笑)」
子供に「ふるさと」を残してあげたいのだそうです。
お母さんたちのそういう気持ちが私たちをふるさとに帰ってきたような
懐かしい気持ちにさせてくれるのかもしれませんね。
後からは根子番楽が旧根子小学校の体育館で行われました。

根子番楽は、平成16年国の重要無形民俗文化財に指定されました。
その昔、源氏の遺臣または平家の落人が根子に移り住んだことで伝えられたとされています。
今では、保存会が小学生などに教え伝統を受け継いでいます。

     
食事を終え、番楽会場へ向かう途中、鷹巣から内陸線を利用して来たという男性にお会いしました。
金森嘉次郎さんは、教師時代何度もこの根子小学校を訪れたことがあるのだと言います。
「ここはね、昔から文化的に他と違うというか発展していたというか。
ここの人は熊の肝とかを売りに全国を渡り歩いてた。
だから情報とかもたくさん入ってきてたんですよ、実は。
学校の先生や政治家もたくさん出てる。なんだか雰囲気が違うでしょ。」

金森さんが校庭のあるものを案内してくれました。
「県指定有形文化財 魚形文刻石」です。

高さ1.5mの安山岩に32cm~13cmの魚形文が十尾ほど線刻されています。
時代は縄文時代中期と推察されていて、県内では由利本荘市などでも石が発見されています。
その目的は定かではなく、一説では豊漁祈願とも言われています。
山に囲まれたこの地で当時の人が何を考え石に魚の線を描いたのか…
太古の昔からこの地で独自の文化を携えて人々が生活を営んできた
根子の歴史のひとつです。
     
根子番楽保存会会長の佐藤松夫さん
「この番楽は毎年お盆に公開しているものですが、
なんとか根子を盛り上げようという気持ちと周囲の応援もあってこの日を迎えることができました。」
とあいさつ。

     
わたしも初めて拝見しましたが、火花が散ったり幕を上手に演出に活用したりと、
観客を楽しませる工夫が詰まっていて、とても楽しく拝見しました。
まつりの来場者の中には本来ならば年に一度しか見ることのできないこの番楽を
この機会にぜひ見たいという人が多くいました。
また、まつり実行委員会会長の佐藤正俊さん
「このお囃子の音をわたしたちは母親のおなかの中にいるころから聞いていて、
わたしたちにとっては子守歌のようなものです。
しかし、この伝統を守っていくためには地域の外の人たちにも
支えて頂かなくてなりません。そうしないと根子番楽は無くなってしまいます。
私たちも一生懸命頑張ります。皆様には、こうしてお越し頂いて、ぜひ外からのご意見を頂きたい。
「限界」から「元気集落」となるようこれからも頑張っていきます。
きょうは、私たちの集落のために本当にありがとうございました。」と
大盛況のまつりを締めました。


子の町中には番楽が溢れています。
それほど、根子に人たちはこの伝統文化を大切にしてきたのです。


(集落内のマンホール↑)
実行委員で協議会会員「阿仁の森ぶなホテル」オーナー山田博康さん
集落の人たちが、番楽などを楽しむ来場者の姿に接することで、
自分たちのもつ文化を見直し、外に発信していくことの意味や価値について考えてほしい、
と話してくれました。


(↑旧根子小学校の階段下に飾られている絵)
「今後この番楽をどうやって残していくか。保存会や集落の人がどうしたいのかを
これからまた話しあっていかなければなりません。それが今後の課題です。」

 
今年は残念ながら菜の花の時期はずれてしまいましたが、
変わりにいろんなお花が各家の庭に咲いていました。
来年の開催が楽しみです。
                                     県北担当 やっつ

| 2010年6月9日19:08 | 県北情報 | Trackbacks (0)

若者会議in三種 第一回


若者会議とは、「地域の若者が集まり、地域の現状について 意見を出し、
目指す地域の理想像について話し合うワークショップ(4回)を行い、
話し合ったテーマに沿って実践行動(1回)をするというもの」です。
今回、三種町を会場に行われた若者会議の第一回に参加してきました。

■房住山について学ぶ
 
第一回の5月30日は地域の現状を知る一回目。
上岩川地区を訪れた一行は山開きでにぎわう房住山で、
地元の方に房住山についてのお話を伺いました。
房住山は、三種町琴丘から能代市二ツ井にまたがる標高409.2mの山で、
そのむかしは修験者が住み着いた「坊住山」とも呼ばれて、
修験の山、信仰の対象とされてきた山だそうです。
この日は時間の都合でお話しを伺うだけでしたが、次回はぜひ登山をしてみたいなと思いました。
また違う目線で地元について考えることができるのではないでしょうか。

■空家の見学

房住山をバスで下りた後は、上岩川の集落内を散策。
NPO一里塚の清水理事長の案内で集落内の空家を見学し、その現状を説明していただきました。
三種町琴丘上岩川地区は、いわゆる「限界集落」とされる地区で、
近年高齢化などで土地を離れる人が増加。空家が目立っています。
その中で、1年前から住民不在となった築120年から130年の立派な茅葺民家を訪ねました。

 
偶然にも持ち主である女性にお会いすることができました。
維持が大変なことなどから住むのをやめてしまったそうですが
それでも晴れた日などは風を通して痛まないように管理しているそうです。
つい最近まで人が住んでいたことに加え今も丁寧に管理されていることで
この茅葺民家は本当にキレイな状態で建っていました。
しかし、みなさんも十分にご承知の通り、家は住民が居ないとたちまちに痛んでしまいます。
行政や地域住民が管理し活用しながら残していくのには十分価値のある建物だと思います。
廃れてしまうにはもったいないです。

■じゅんさいの摘み取りを体験


その後、バスで三種町山本地区に移動し、
一里塚メンバーの笹村さんのじゅんさい沼でじゅんさいの摘み取りを体験。

 
そして、同じく一里塚「たまりバーズ」の3人のお母さんが作ってくれたじゅんさい鍋を昼食で御馳走になりました。
「たまりバーズ」は、NPO一里塚を通じて三種町にUターンしてきたご夫婦の奥さまの集まりで
仲間同士で情報交換や交流を通じて助け合っているのだそうです。

 
JAやまもと青年部の男性は、
「三種に住んで30年近くたつが、上岩川もじゅんさい沼も初めてだった。
自分はこれまで何をしていたんだろうと思う(笑)。」

また県立大学1年の女子学生は
「いいところ、悪いところを知り、どうしたらいいのかを今後考えていきたい。」と感想を述べました。
主催した秋田県北NPO支援センターの藤森さんは「ここに参加した人から発信して、
地域の他の若者を巻き込んだ動きを起こすきっかけにしてほしいと思います。」
と話し、
合わせて次回以降の参加を促していました。わたしも若者会議は初めての参加でしたが、
もっと地元の若者がたくさん参加してくれるといいのになと思いました。
次回以降、多くの若者が三種の将来について話し合う場面をみたいと思います。
                                   県北担当 やっつ

| 2010年6月3日23:18 | 県北情報 | Trackbacks (0)

能代市 嫁見まつり


一年間のうちに嫁いだ女性が神様にお参りする能代市の伝統行事
「日吉神社例大祭 嫁見まつり」が2日(水)日吉神社と市中心部の柳町商店街で行われました。

  
これは、今からおよそ480年前、1533年旧暦4月・中の申の日に、
神様を崇め祀ったことをお祝いする日吉神社の例大祭です。
また一説ではこの神様が縁結びとして崇められていることに由来するともいわれています。
昔から、この祭りに合わせ一年の間に嫁いだ女性がその良縁に感謝し、
末長い幸せを祈って花嫁姿でお参りする風習があり、今に受け継がれています。
地元の人の話では、今から40年ほど前までは子どもたちや嫁ぐ前の若い女性もお嫁さんになれますように、という
祈願のためお参りをしたそうです。
中には、七五三よりも嫁見まつりを大事にする家庭も多かったのだとか。
この日も数組の家族が着飾った娘さんやお孫さんを連れてお参りに訪れていました。
また、そのまた昔には、そうして集まる娘たちを自分の息子の許嫁にしようと
地元の有力者たちが見染めるための宴が開かれていたといいます。
良縁祈願はもとより、縁結びのお祭りとして地域で親しまれてきたのが、この「嫁見まつり」なのです。

■祭りで地域を盛り上げたい!
境内では、より多くの人に祭りを楽しんでもらおうと
地域住民らが出店やライブを企画し盛り上げていました。
 
「上町すみれ会」と「ぐるーぷ・あばんしゃ」のみなさんは、おでんやお菓子、お神酒などを提供。
会場の雰囲気を盛り上げたヒーリングミュージックのライブも企画しました。
この嫁見まつり、実はすっかり廃れてしまった時期がありました。
しかし、伝統の祭りを残したい、そしてこれを地域おこしにつなげたい、と商店街や観光協会が奮起。
柳町商店街での花嫁道中、餅蒔きなどを企画し見事に復活をさせたのです。
毎年雨にあたってしまうという嫁見祭りも今年は珍しく晴天。
新緑のきれいな境内を歩く花嫁さんの笑顔は、それにも勝る幸せそうなお顔をしていました。


良縁祈願☆もちろん念入りにお参りをした。県北担当 やっつ

| 2010年6月3日00:49 | 県北情報 | Trackbacks (0)

北秋田市 「ほっと・駅 かたるべ」


カランカランとドアを開けると、カラフルマザーズの名にふさわしい
虹色のようなキラキラした笑顔が出迎えてくれます。
「かたるべさ行って、語るべし。」そう言って地域の人が集う場所にしたい。
北秋田市(旧合川町)に元気な女性たちが作ったレストランができました。

■大丈夫?!600円の満足定食

「ほっと・駅かたるべ」は、
秋田内陸縦貫鉄道・合川駅から徒歩10分の場所にあります。
店を運営するのは、地元主婦6人でなる「カラフルマザーズ」。
閉店していた飲食店の建物を改築し、今年5月10日にオープン。
地場産食材をふんだんに使った定食をメインに、
地元の養鶏農家さんが作るケーキをデザートとして用意。
地元合川の魅力がたっぷりつまった食事を提供しています。

 
特に日替わり定食はごはん、味噌汁、メインのほかに小鉢が6つもついて600円。
この時期はあいこやしどけなどの山菜が豊富に使われていて、贅沢のひとことにつきます。
「シェフの味じゃなくてもいいの。
お母さんの味で、毎日食べても飽きないそういうお料理を提供したい。」と話すのは、
「カラフルマザーズ」代表の松井栄子さん
野菜など自宅で採れる食材はみんなで持ち寄っています。
「600円で大丈夫?ってお客さんから言われるけど美味しいって言われれば嬉しいし
楽しみながらやってるからね。もう、楽しまなくちゃやってられないわよ!」と大笑い。
なんともたくましいお母さんたちなのです。

■まさに一念発起
 
「こういうの誰かやってくれないかな、ってずっと思ってたんだけど、
誰もやらないから、だったら自分でやるべしってね。」と松井さん。
自ら“50歳定年制”を設けてきたという松井さんは、
50歳を機に勤めていたJAを早期退職。
その退職金や貯金を店の開店資金に費やしました。
カラフルマザーズのメンバーもそんな松井さんが、
JA在職時に仕事を通じて知り合った友人や同僚たちです。

■地元の付き合いを大事に


開店から一週間以上が過ぎた5月22日(土)、
松井さんたちは開店でお世話になった地元業者さんたちを集めて感謝の集いを行いました。
「地元のつながりを大事にしていきたい。」という想いからです。
開店前にできなかったお礼を兼ねた食事会です。
地元建設会社の佐藤吉廣さんは
「地元にはこういうのがなかったからいいことだと思います。」
発進したばかりの店へ期待を寄せてくれました。

■「かだるべさ行って語るべし。」
 
オープンから数日は、秋田市など遠くからのお客様で超満員だったかたるべ。
そのため地元の人が少し遠慮してるようだといいます。
「もう落ち着いたから来てって言ってるんだけどね。まだ混んでると思ってるみたい。」
スタッフの一人疋田さん。ただの“飲食店”にはしたくない、
松井さんは決意を込めた口調でそう話してくれました。
「ここでゆっくり語ってほしいし、スタッフとも交流してほしい。
地元食材の情報も発信したいし、その料理の仕方も提供したい。
地元も物をいかにPRできるか、そういう情報発信地としての場でありたいと思います。」

「定食も600円でいつまでもつか分からないけど、
このままずっと楽しく続けていければいいかなって。
ここがみんなの集いの場所になって、かたるべさ行って語るべし、って
言って地元の人が利用してくれれば一番だよね。」
スタッフの名刺は、ピンク、緑、茶などそれぞれが好きな色を選びました。
たくさんの色があるからこそ描かれる「かたるべの未来図」が
これからどんなものになっていくのか・・・。とても楽しみです。
                             県北担当 やっつ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ほっと・駅 かたるべ
〒018-4211 北秋田市川井字鳥屋沢34-1
TEL・FAX 0186-78-2484

| 2010年5月28日19:02 | 県北情報 | Trackbacks (0)

鹿角市「中滝ふるさと学舎」ブログ更新中!!



先月オープンした鹿角市「中滝ふるさと学舎」の事務局スタッフが
毎日ブログを更新中です!
その名もかづのふるさと通信
(写真は、5月27日掲載「小国分校」から拝借しました。)
大人気の「森のcafeこもれび」や校庭の木々、森林セラピーロードなど
学舎の様子はもちろんのこと、分校や発電所など中滝地区の歴史まで、
学舎をとりまく優しい空気感が存分に伝わってきます。
行ってみたいけどまだ行ってない!という人は、
とりあえず「かづのふるさと通信」をチェックして下さいね!
オープンから1カ月。これからも応援よろしくお願いします!
                                 県北担当 やっつ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
中滝ふるさと学舎については公式HPのほか、
花まるっ元気通信の過去掲載記事も合わせてご覧ください。
1月28日 癒しの学びや「中滝ふるさと学舎」 
4月27日 鹿角 中滝ふるさと学舎 開舎
5月 1日 GWは中滝ふるさと学舎!

| 2010年5月27日14:18 | 県北情報 | Trackbacks (0)

大館市 陽気な母さんの店 修学旅行受け入れ



晴天の5月21日(金)北海道札幌市立新川西中学校の生徒が修学旅行で大館市を訪れ、古代米の田植えやきりたんぽ作り、りんごの花摘みなどの農業体験を行いました。
受け入れた大人たちが伝えたいのは、食の大切さや田舎の豊かな自然はもちろんのこと、「農業」という職業があるということを知って欲しいという、
ささやかだけど強い願いでした。
■古代米で稲文字作り!


新川西中学校3年生165人は、午前中5班に分かれ、うち1班は古代米の田植え、ほか4班はきりたんぽ作りを体験しました。


田植えの受け入れを行ったのは、日本古代稲研究会(本部京都府)
の会員である石田義秋さん
そして、石田さんの暮らす大館市根下戸(ねげと)集落のみなさんです。
石田さんは、22年前から古代米の作付けをはじめ、そして10年前からは修学旅行生を受け入れながら
古代米(赤米)の稲で稲文字を作る活動を続けています。


毎年大館市をPRする言葉を選び
今年は「名峰鳳凰山」と「日本一の大文字」とデザイン。
車から田んぼを眺める人など、より多くの人に大館のよさを
知ってほしいと願っています。
「今、古代の稲の力、ヘルシーさや栄養価が見直されてきている。
子どもたちには、稲にはいろいろな種類があること、
そして農業は大事だということを知って欲しいという想いでやっています。」
石田さんは毎年40種類の古代稲を植えています。


根下戸の住民の手を借りて、稲文字を完成させた生徒たち。
冷たい水で足を洗いながら「初めてだったけどなかなか面白い」と男子生徒。
生徒たちはこの後公民館できりたんぽ作りを体験しました。
■きりたんぽ作り



秋田名物きりたんぽ作りと午後の果樹の摘花を教えたのは、
当協議会会員の陽気な母さんの店のみなさん。
きりたんぽ作りは、お店のほか、曲田公民館、中山公民館、
そして会員の石垣一子さん宅の4か所に分かれて行いました。
きりたんぽは炊きたてのご飯を潰すところから始め、
その他浅漬けやデザートまで、自分たちの昼食を全て手分けして用意。


「いつもは時間がなくてほかの料理は店で作ってるけど、
きょうは時間があるから全部子どもたちにやらせようと思って。」

とスタッフのお母さん。


スタッフの女性のひとりは、
『前に孫が修学旅行に行ってこういう体験して来た時に、
とても楽しかったらしくて、「おばあちゃん、僕もとっても良くしてもらったから、
おばあちゃんも生徒に良くしてあげてね。」って言われてね。
だから、この生徒たちにとってもいい思い出になればいいなと思って接しています。』

話してくれました。


また別の女性は、
「家でもできるように簡単な作り方を教えているから
北海道に帰ってからも作ってみてほしいな。」
と笑顔。
お母さんたちのこの気持ちが、
生徒たちにちゃんと届いているといいなと思いました。
■リンゴ、ナシの摘花


午後は果樹園に移動しリンゴやナシの摘花作業を体験。
大館市の曲田、中山地区は県内でも有数の果樹生産地で、
国道脇から山沿いにかけて広い果樹園が広がっています。


特に中山地区は昔から土壌がひ弱な地域で、
ずっとそば(中山そば)を育て水稲農家はあまりおらず、
集落のほとんどが果樹農家なのだといいます。
桜の花の季節が終わる頃、リンゴやナシの白い花が一面に
広がる様子は、まさしく白いじゅうたんが広がったような美しさです。


一本一本の木が独立して立っているリンゴと、
ブドウのように枝を誘引し棚をつくるナシとでは、
作業の要領も少しずつ違い、わたしもとても勉強になりました。
農家のお母さんから、農家は1カ月以上この作業を続けることを教えてもらうと、
生徒からは大変なんだね、という声が上がっていました。
きりたんぽ作りと果樹の摘花を受け入れた、
陽気な母さんの店の代表関口カツさんは、
「子供たちの笑顔を見て自分たちも元気をもらっています。
こういう体験を通じて子供たちに
「農業」っていう職業があることを知ってもらいたいですね。」と
受け入れ側の気持ちを話してくれました。
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修学旅行とは、学生時代の思い出として誰もの心にも残るもの。
同行していて、その大事な時間の一日に秋田を選んでくれたことを素直に嬉しく感じました。
この中の何人が将来「食」に関わる仕事に就くかは分かりませんが、
自分の生活の身近なところで、日々天気と戦いながらその恵みに感謝し、
生きるために必要な食べ物を作ることを「生業」にして生きる人たちがいるということ。
それを知って、できれば時々思い出してくれると嬉しいです。
中学の修学旅行は東京ドーム、ディズニーランドだった
                               県北担当 やっつ
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協議会会員情報 陽気な母さんの店

| 2010年5月26日17:20 | 県北情報 | Trackbacks (0)

6月9日 八峰町峰浜「しらかみカフェ」オープン!!



白神山地の新緑も美しくなる6月9日(水) 八峰町峰浜に
果樹農家のレストランしらかみカフェがオープンします!
日替わりランチや自慢のブドウ、ナシを使ったスイーツが並ぶ予定。
お気に入りの一店になること間違いなしです!


カフェを運営する笠原果樹園は、ブドウやナシの果樹農家・笠原家
の営む果樹園で、通信販売のほか摘み取り体験の受け入れなどを行っています。
*HP 笠原果樹園
今回、農家の副業として、そして地場産食材を提供する場所を作りたい
ということで「しらかみカフェ」を始めることを決意。
昨年から少しずつ準備を進め、来月上旬、ついに待望のオープンを迎えることとなりました!


スタッフは、(一番上の写真)
オーナーの笠原吉範さん(中)、
妻 昇子さん(左)、
昇子さんの妹 大高陽子さん(右)、
そして息子の晃輔さんの4人。
お店には、ブドウ、ナシのほか、
自宅で栽培しているお米や野菜も
登場する予定で、そのほかの食材も全て近隣から調達する地産地消を目指しています。


白と茶を基調とした店内にはテーブル席が28席。
窓からは白神山地の稜線を臨むことができます。
お店の近くには、テニスコートや季節は終わりましたが
桜のきれいな神社などがあり、スポーツや散策も楽しめますよ。


店内のそこかしこに音楽が趣味という吉範さんのセンスが満載。
店奥には演奏会ができるように一段高くなったステージが用意されていて、
今後イベントなどでも活用予定。
楽しみですね。


また、昇子さんは自宅でピアノ教室を営んでいて、
店の入り口には愛用のアップライトピアノが。
吉範さんセレクトの音楽とピアノ、お料理のいい匂いのほかに
音楽の溢れる空間となりそうです。
地場産食材たっぷりのランチに採れたて果実のスイーツ、
そしてハーブコーディネーターの資格を持つ陽子さん自慢の
ハーブティーで至福の時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
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お店の場所は、八峰町峰浜水沢字下カッチキ台。
国道101号線からちょっぴり脇に入ったところにあります。
白神山地二ツ森登山口の入り口(白神ふれあい館)まで車で15分、
あきた白神体験センターハタハタ館へも30分弱です。
レジャーの行き帰りのひと休みなどでぜひ立ち寄ってみてくださいね。


現在オープンにむけてメニューの最終調整中!
お料理は、オープン後じっくりとお伝えしますので、もう少しお待ちを!
果樹農家のレストラン「しらかみカフェ」。6月9日オープンです!!!
お近くの方はぜひ!
                               県北担当 やっつ
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協議会会員情報 しらかみカフェ
<住   所> 八峰町峰浜水沢字下カッチキ台85
<電   話> 0185-76-2079
<営業時間> 午前11時~午後4時(予定)

| 2010年5月25日22:58 | 県北情報 | Trackbacks (0)

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