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Akita Green Tourism Spot45無限の可能性を秘めているという。地域の人たちが認識していない資源を学生とともに掘り起こし、活用法を考え、その地域独自の型を作り、計画の実行をサポートすることが、センターの重要な使命だとも。「これからの日本が、経済大国を目指すのか、お金では買えない価値を求めるのか。国の制度が農山村の現場にもたらす影響を含め、学生たちには、大学のカリキュラムでは学べない何かを学んで欲しい。」と、学生が地域の人々と交流することを推奨している。こうした影響もあり、学生は、秋田の人々との交流に積極的に取り組んでいる。平成二十四年十月二十日に行われた「あきた農山村・旬を感じるツアー(地球熱体験と皆瀬山村交流)」には、国際教養大学の学生を中心にしたグループが参加。熱湯が噴き出る小安峡大墳湯で大地のエネルギーに驚き、地熱エネルギーを利用して低温殺菌牛乳やヨーグルトを生産販売する栗駒フーズではその美味しさを堪能するなど、秋田の「パワー」に感動を覚えたようだ。また、わずか十軒からなる若畑集落を訪れ、地域の魅力に触れるとともに集落の人々との心温まる交流を深めてきた。学生は県外出身者が大半を占め、留学生も多い。水の美味しさ、言葉の難しさ、慣れない農作業、布団で寝ること、学生たちにとっては、農村にあるもの全てが新鮮だ。平成二十年からは、由利本荘市の依頼を受け、地域住民と協力し合って集落の活性化に取り組み、地域の運動会の復活や民泊交流などを行ってきた。旧鳥海町の中直根集落では、「アケビ」による地域おこしの活動を手伝った。こうしたツアーへの参加など、国際教養大学の学生は、秋田のグリーン・ツーリズムに強い関心を持ち、地域のの魅力の発掘に取り組んでいる。