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Akita Green Tourism Spot27何か事業をやりたいと考え、集落の特産だったイチジクに目をつけたのだ。イチジクの産地としては、この地域が北限といわれている。九月下旬から約一カ月の間に収穫され、県内で唯一市場に出荷している一大生産地である。昭和四十年代後半から地区でただ一軒、イチジクを販売用に加工していたのが実家であった。「イチジクで何かできないか」。佐藤さんは、祖母の代から作っていた甘露煮に加え、ワイン煮やジャムなどを商品化して販売。現在は潜在するイチジク人気の需要に着目し、飲食店向け加工や生での販売にも力を入れている。店には、日本酒きき酒師の資格を持っている佐藤さんが厳選した地酒や焼酎、限定酒などが並び、特色ある品揃えが評判を呼んでいる。また、県内の酒蔵や地酒販売店と手を結び日本酒イベントを主催するなど、活躍の場は多岐にわたっている。その一方で、「超神ネイガー」の初期スタッフに加わったり、消防団などの地域活動にも力を注いできた。「人とのつながりが、販路を広げてくれる」。この集落を著名なものにしたのが、「超神ネイガー」。その変身前の姿であるアキタ・ケンが“在住する地”とされている。佐藤さんのチャレンジを見ていると、ネイガーが「住む」大竹集落は、秋田の元気づくりの発信地かもしれない、と思えてくる。集落では、神社の祭りや運動会、クリスマスのイルミネーションなど、二十?四十代の若手が、楽しみながら地域を支え、村おこしを盛り上げている。佐藤さんの夢は、「大竹のイチジク」をブランド化し、大竹の認知度をあげること。大竹の人々が代々守り続けてきた“集落に対する想いの深さ”は、千年の村の名に相応しく、集落の若者たちにしっかりと受け継がれている。佐藤勘六商店にかほ市大竹字下後26?時間8:00?19:00休日不定0184-38-3321いちじく甘露煮(小袋)473円いちじくかんろ煮赤ワイン仕立て(小袋)525円〃(わっぱパッケージ)1,365円