＊農家民宿かまど＊
生保内小学校2学年親子会

残暑厳しい、8月下旬。仙北市田沢湖にある農家民宿かまどで、地元・生保内小学校2年生の親子会が行われました。酪農体験をはじめ、盛りだくさんの楽しいメニュー。大人も子どもも笑顔の絶えない一日となりました。
　写真はかまどオーナー・田口幸子さん。前歯が生えていない子牛の口に、手を！
　「動物に直接触れ合って、いろんなことを実体験として学んでほしい」  

◆岩魚のつかみ取り
牛舎の裏を流れる沢水に岩魚を離し、つかみ取り体験。石の下に潜り込んだ魚を捕まえようと必死！
「僕に任せて！」

割り箸を魚の口に差し込んで、内臓を取り除きます。お母さんたちも体験！ 

大人の真似をしてお手伝いしたい子どもたちに、今度はコツを覚えたお母さんたちが指導。

「やってみたい」
そんな気持ちが伝わる場面。お母さんたちが見守る中、一人で出来る子もいました。

お母さん達は、ご自分のお子さんだけではなく、みんなに分け隔てなく話しかけ、手を差し伸べ、見守っていました。

塩をまぶして、塩焼きにしていきます。火おこしに汗を流したのは、お父さんたち。お昼の準備、お父さんもお母さんも大活躍でした。

…そんな中↓↓

◆お昼ごはん

流しそうめん♪

　ここで楽しんでもらいたい。」
かまどのオーナー夫妻がそう思って考えたものの一つが流しそうめんだそうです。確かにみんな大喜び！

「いくよー！」

お昼のひとこま①

小さな池にサンダル落とし、拾ってもらう図

お昼のひとこま②

お腹が減りすぎて、箸とお椀で遊び始めた3人。この後、「行儀悪いよ」とお父さん達からピシャリ！

大きな大きな牛。
初めての乳搾りが上手にできると、みんなから笑顔がこぼれました。

この牛が足に怪我をしていることに気付くと、
「かわいそう、大丈夫？」
優しい言葉もかけてあげられたね。

「かあさん、サイコーだったよ！」
豊富な体験メニュー、笑顔で過ごした一日が終わった時、
ご父兄の方から「かまど」オーナーの田口幸子さんにかけられた言葉です。

「生まれも育ちも生保内なのに、こんな体験場所があるなんて知りませんでした。
遠くに出かけなくても、動物と触れ合える場所があったんですね。」
そんなふうに話す参加者のお母さんたち。

仙北市田沢湖生保内。
そこにある農家民宿と、そこにある小学校の交流。
地元でこんなに楽しめるなんて！という声がたくさん聞こえてきました。
そして、子ども達と一緒になって大声を出し、大声で笑う幸子さんの

表情が忘れられません。

お父さん、お母さんたちに見守られながら、友達と一緒に笑って、走って、
食べて、動物に触れて…。それらはギュッと凝縮された、こぼれ落ちそうな

ほどの思い出の数々となったに違いありません。
そして、彼らが大人になったときこそ、この経験がとても貴重なものであったと
振り返り、心に残り続けるものとなるような気がします。 

県南担当　けこさん