おとなの遠足横手市山内へ

平成23年度 第2回秋田花まるっモニターツアー

2011年5月29日(日)

三又観光わらび園
5月29日、社団法人 秋田県観光連盟主催、(有)秋田コスモトラベルが旅行企画を行った、平成23年度 第2回 秋田花まるっモニターツアーが実施されました。
秋田市を出発したバスが向かった先は、この新緑の季節がとても似合う横手市山内。

朝から心配な曇り空。天気予報は雨…。
でも、空は私たちの願いを叶えてくれました。
雨に濡れることなく、素敵な一日にしてくれたのですから。
 
大松川ダム芝桜公園 芝桜まつり
大松川ダム 大松川ダム 
かつて、山内・大松川ダムは、芝桜の名所として知られるスポットでした。
しかし、雑草の繁茂や枯れが目立ち始め、2006年に芝桜まつりを中止。
その後、地元の方々が再生活動を行い、今年5年ぶりの開催に至ったのです。
バスは、そんな地元の方の想いがたくさん詰まった場所へ向かいました。
 

気球

 

スタッフさん

大松川ダムに着いた途端、私たちの目に飛び込んできたのは気球。
最初はみんな目を輝かせて眺めるだけでしたが、なんと乗せてくれるというではありませんか!ほとんどのツアー参加者が気球に乗せて頂きました。
子どもより、大人の私たちの方が大はしゃぎです。
私ももちろん乗せてもらい、スタッフさんもパチリ☆いい眺め!

芝桜

気球に乗って上空から撮った写真です。初めての経験に私も参加者も大興奮でした♪

芝桜の見頃までもう少しだった当日。
芝桜まつりは6月5日まで開催しておりましたが、イベント終了後も見て歩くことが出来ますので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
(※気球は、横手市で開催される「あやめまつり」にも登場するそうです。7月3日(日)のみ。)
 村カフェ  村カフェ
気球に乗ったあとは、出店や漬け物を食べながらゆっくりできるお店・「村カフェ」で思い思いに過ごしました。
山内の漬け物名人であるお母さん達が作った、9種類の漬け物。いぶり大根など定番はもちろん、わらびやゼンマイの漬け物も山深い山内なら直送で一層おいしい。
大いにイベントを盛り上げ、大いに私たち参加者を楽しませてくれた
 お二人に感謝!↓↓
村カフェスタッフ たむらさん   阿野広美さん
横手ICから大松川ダムまで添乗し、山内の魅力をご紹介してくれたのは、村カフェスタッフのたむらふくみさん
(たむらさんは、主に秋田県南の話題を取り上げた、「まちきゃど」という瓦版の情報紙を発行しています。
本協議会は、「まちきゃど」に協賛しています。県南の道の駅などに置いてますよ!)
  松川ダムで、山菜採りの服装でカマをもち、得意の民謡まで披露してくれたのは、地元案内スタッフの阿野広美さん(写真左)。ご本人自慢の漬け物も絶品でしたよ。
 
三又観光わらび園
三又観光わらび園
一行は大松川ダムを後にし、山内の中でも最も奥地にある三又集落へと向かいました。視界のすみずみまで、目に優しい緑が行き届く景色。
ここは、三又観光わらび園です。
     
三又観光わらび園   昨年オープンしたばかりのこちらのわらび園は、面積を更に拡大して2haにも及びます。当初、開園日は6月以降でなければ難しいだろうと予想されていましたが、今回のツアーに間に合うよう、野焼きをして準備を整えました。この日を祝って、花火もあがったんですよ!
     
三又観光わらび園   三又観光わらび園
秋田市からのお客様が最も多かった今回のツアー。
「毎日わらびを食べてるから、本当はそんなに採らなくていいと思ってた。でも、来たらこんなにわらびが生えてるなんて思わなくて、面白いから夢中になっちゃうわよね。」
「私も近所の人にお裾わけをもらってて、冷蔵庫にわらびが入ってるの。でも、こんなに採っちゃった。あく抜きはおばあちゃんに頼まないとね(笑)」
秋田市からお越しの皆さまなので、食卓に山菜が並ぶことも決して珍しいことではなかったかもしれませんが、袋いっぱいのわらびにどの方もとても満足顔でした。
三又観光わらび園   三又観光わらび園
(写真左)国際教養大の学生で台湾出身のクレアさん(左)とドラさん(右)
今回のツアーをとても楽しみに参加してくれたそうです。わらび採りのコツを組合員の方に教えて頂きながら、あっという間に慣れた手つきに。
そして、山深いわらび園から里へ戻ると、組合代表の石沢英夫さん(写真右・右)と記念写真も。
「ここ(わらび園)は、皆さんと触れ合う場所です。秋田市に帰ったら、またお友達を連れて遊びに来て下さいね。」と石沢さん。
昨年オープンした時の様子はコチラ
営業期間 5月下旬~7月下旬まで(昨年実施状況参考)
料金 一人1500円(2時間採り放題)
その他 あく抜き及び発送は別料金になります。
※あく抜き体験をすることができます。お土産としてお持ち帰り頂けます。
※あらかじめご確認下さい

お問合せ先
農家民宿三又長右ェ門
または、三又営農生産組合(代表 石沢英夫)

 

住所 横手市山内三又字貝沢台2
電話 0182-53-5128
ご予約は一週間前までにお願い申し上げます。
三ツ又温泉
三ツ又温泉   三ツ又温泉
思い切り自然の中にダイブしたあとは、お昼御飯と温泉で癒しの時間へ。三ツ又温泉は、三又集落の中でも一番端にある一軒宿です。そのため、横手川源流から澄んだ水が流れ、その水で育てた岩魚が自慢のお宿。
三ツ又温泉   三ツ又温泉

皆さん揃ったら、ここ(山内)だから食べられるという山菜・岩魚料理に手を合わせました。
芋の子(里芋)汁も山内名物とあって喜んでいただけたのではないでしょうか。
「山内の芋の子は柔らかいんだよ。」お孫さんと参加した方が優しくお孫さんに教えていましたよ。
このあとは、しばらく皆さんゆっくり過ごされました。ゆったり温泉に浸かったり、ゴロンと横になってお昼寝したり。この時間もきっと、じわじわと長く心に残る思い出になって欲しいですね。

 
道の駅さんない
道の駅さんない   道の駅さんない
最後は道の駅さんないへ。
今この時期は、旬の山の幸にお客様が集中している様子。いぶりがっこも外せませんよね。中には、道の駅さんないで募集している芋の子オーナーに関心をもち、その場で申込みする方もいらっしゃいました。
 

秋田市と横手市。
同じ秋田でも、地域の特産品ばかりではなく、目に飛び込む自然や感じる空気にも違いがあります。
「川のせせらぎ、小鳥の鳴く声、澄んだ空気。。。どれもお金では買えないスペシャルな体験だね。」
参加者の方がおっしゃっていた言葉がとても印象に残っています。

参加者の皆さん、ツアーの土産話はきっと周りの方を惹き込み、スペシャルな経験は聞かせたお相手を羨ましくさせたのではありませんか?(^^)
今度は、その方もご一緒にまた山内に出かけてみてくださいね!


同行させていただき、ありがとうございました。

県南担当 けこさん

協議会会員 道の駅さんない農香庵㈳秋田県観光連盟
協議会賛助会員 (有)秋田コスモトラベル
協議会協賛 まちきゃど(代表たむらふくみ)
おまけ
三又わらび園で
2010年5月
三又わらび園で
2011年5月
いつもお世話になっている、三又営農生産組合員の方のお孫さん。りゅういち君(兄)とりょうた君(弟)に今年も会えました。
わらびをどんどん採る様子は目を見張るほど。
「わらび生えてるから、ちゃんと見て歩いて!」・・・未来のわらび園はこの二人にかかっているかもしれませんね(^^)
ちょっぴり大人びたお兄ちゃんと、相変わらずのりょうた君なのでした。