みたねグルメin森岳温泉

2011.02.11

2011年2月11日と12日の2日間、三種町森岳温泉街で、温泉やグルメ、雪遊びなど
冬の三種町をまるごと楽しめる「みたねグルメin森岳温泉」(三種町観光協会主催)
が開催されました。その名の通りメインはグルメ!
会場には、三種町特産のじゅんさいを使った料理や、青森県からもご当地グルメが集結!
来場者は、各地のおいしいものを買い揃えては、おなかいっぱい味わっていました。 

 
各地のご当地グルメが一堂に!

会場のハウスの中は熱気でいっぱい!

森岳温泉街。塩分の多い美人の湯。
森岳温泉街特設会場に設置された農業用ハウスを使った特設会場には、
三種町、八峰町、能代市、青森県黒石市から12種類あまりのご当地グルメ集まりました。
昼には行列もできるほどの超満員となる大盛況。
このイベントに合わせ、森岳温泉街の各旅館や浴場は入浴料を一律300円に設定。
行政と地域住民が協力し合い、町内外から訪れたたくさんのお客様を出迎えました。
 
じゅんさい千人鍋ともちつき体験(三種町)
 
 百姓大学のお母さんたちの指導のもと、餅をつく子どもたち。

三種町でじゅんさいの摘み取りなどの農作業体験や郷土食体験を受け入れている
やまもと百姓大学(協議会会員)は、協賛として参加しました。
大きい鍋で作るじゅんさい鍋のほか、昼過ぎには子どもたちと一緒に餅つき体験を実施。

子どもたちは重い杵を力いっぱい持ち上げて、ぺったんぺったん交互に餅をついていました。
時にはお母さんたちの助けも借りながら、無事に美味しく出来上がり♪

 

あんこ、ごま、きなこの3種餅。

 
百姓大学のお母さんたちです。
つきあがったお餅はあんこ、ごま、きなこがまぶされて、1セット100円で販売されました。
 
みたね汁(三種町)
鶏肉に八竜地区産のごぼうと上岩川地区産のしいたけを合わせてつみれに、
ヤマノイモを加えた「みたね汁」。つみれから出るダシが効いています。
出店はご当地グルメで地域を盛り上げたいと、1か月前に結成されたばかりの
「みたね産直隊」(会長 川上利昭さん)
。20人ほどのメンバーは会社員や地元農家たち。
今後もイベントなどに出店して、三種町の食材をPRしていくそうです。
 
みたね巻き(三種町) 白神NEGI味噌ピザ(能代市)

そのみたね産直隊が出店している
もう一品が、
この「みたね巻き」です。
三種特産の白神あわび茸を横手市産の
笑子豚で巻いて炭火であぶりました。
シャキシャキのあわび茸と肉汁がうまい!

能代市特産の白神ねぎと特製味噌ソース、

そしてチーズをたっぷりのせた和風ピザ。

「大盛況です。白神NEGI味噌ピザの
名前も結構知られてきたみたい。
地元の人にもっと食べてほしいですね。」

   
じゅんさいイサジャ汁(三種町) なまはげクレープ(三種町)


イサジャとはアミという小さなエビのこと。
八郎湖周辺地域などでは、
古くからイサジャを塩漬けにして
魚醤のひとつとして食してきたそうです。

出店したのは三種町の安藤食品から
安藤さんと近藤さん。イベントの様子や
イサジャ、じゅんさいのことは

安藤食品のHPブログで紹介中!

 2009年12月に道の駅ことおかに
突如姿を現したショッキングピンクの
移動クレープ製造販売車「ぴんきぃ号」。
「なまはげクレープ」というトンカツと
いぶりがっこが入ったクレープが大人気で、

以前ブログでも紹介しました。

この日も中学生が「これ、うっめ~!」と
言いながらモグモグ食べてました♪

   
石川そばやきそば(八峰町) 

八峰町石川地区に300年以上前から伝わる石川そばを、大胆にも焼きそばにした一品。
そばを茹でた後、鉄板の上で炒めた野菜と合わせ、仕上げに特製のしょうゆで味付け。
さっぱりした味で、同時出店した横手やきそばや黒石つゆやきそばにも負けない
八峰町発の新ご当地グルメです。

 
じゅんさいしるこ(三種町)

ピンポン玉くらいの大きさの

ふんわりした白玉の中に、

細かく刻んだじゅんさいが
練り込まれています。

さらに、あんこの中にも
つるつるの

じゅんさいが入っていました。
食べるまでは未知の味でしたが、
意外なほど合っていておいしかったです。

   
❊このほかのメニュー❊
・男鹿やきそば(男鹿市)・能代豚なんこつ(能代市)・馬肉・牛肉の煮込み(三種町)

・黒石つゆやきそば(青森県黒石市)なども。 さすがに全部は食べられませんでした…。

 
雪遊びも満喫♪
ハウスの外には大きな雪の滑り台が用意され、子どもたちがそりで遊びました。
 
秋田市から来た家族連れは、会場の外れでせっせと雪だるま作り。
お父さんが身体を作り、子ども2人で頭を作っているそうです…が、頭が2つになっちゃうよ?
「きっとじゃんけんしてどっちをのせるか決めると思います」と見守るお母さん。
8ヵ月になる赤ちゃんを抱いたお母さんは、「なかなか外で思い切り遊ばせる場所がないので、
きょうはうんと遊ばせてやりたいです」と話してくださいました。
 

2日間で5200人を超える人で賑わった「みたねグルメin森岳温泉」。
主催の三種町観光協会 櫻田陽子さんは、来場者の楽しそうな顔を見ながら、
2年越しの計画で実現にこぎつけた今回のイベントにホッと安堵の様子を見せました。

石川そばやきそばの出店に同行した八峰町商工観光課の柴田要さんは、
「観光もグリーン・ツーリズムも、これからは市町村の垣根を取り払った活動が必要
」と話し、

また、櫻田さんも「規模拡大ではなく、継続した魅力あるイベントにしていきたい」と
今後の目標を話してくれました。

全国の味を集める大規模なイベントも魅力的ですが、自分たちの足元からご当地グルメを

発掘・開発する動き、今後どんどん進んでいきそうですね。

 

県北担当 やっつ