あったまりに行こうよ、男鹿へ
男鹿市では現在「ハタハタ・しょっつるフェア(12月1日~13日開催)」が開催されており、フェア期間中は男鹿市の宿泊施設・飲食店でハタハタ・しょっつる料理が味わえるほか、各種サービスなども用意されています。
ハタハタやしょっつるのPRと消費拡大、さらに冬期間の男鹿への誘客につなげようと男鹿市商工会が昨年制定した「男鹿ハタハタの日」に合わせ、12月6日はスペシャルイベントが行われました。
☆…::。。・;゜゜゜;・。。::…☆…::。。・;゜゜゜;・。。::…☆
参加者には、今や男鹿の一大名物となった「男鹿のやきそば」が振る舞われ、できたてアツアツを頬張る県外客からは「これ、なんのダシ?」という興味深そうな声も聞かれました。
「男鹿半島案内ボランティアの会」の会長・佐藤ミチヨ氏により、「干支」にまつわる昔語りがおこなわれ、秋田(男鹿)弁独特のほのぼのとした語り口調に参加者たちはリラックスして聞き入っていました。
男鹿ハタハタをPRするご当地ソング「ハタハタサンバ」が、ハタハタサンバダンサーズにより披露され、ボサノバ調の歌に乗り参加者達は自然と体をスイングさせておりました。
そして本日のメインイベント、「なまはげ郷神楽」によるナマハゲ太鼓の勇猛果敢な迫力のライブに仰天!「雷神」での、勇壮な立ち居振る舞いと地鳴りのような演奏は、圧巻のひとこと。
技能と筋力を誇る男性の豪快さと、優雅でいながら力強い女性の演奏が見事でした。
ほかに、安藤兄弟となまはげ太鼓によるジョイントもあり、会場は一気にヒートアップ!彼らの人気ぶりがうかがえました。
「五風」では、毎日ナマハゲふれあい太鼓ライブをしているとのこと。まだご覧になっていない方は、男鹿温泉郷を訪れた際に寄ってみてはいかがでしょう。
☆…::。。・;゜゜゜;・。。::…☆…::。。・;゜゜゜;・。。::…☆
男鹿は北浦、番屋に集う者
同日は観光フェアの一環として、観光客を対象としたバスツアーも企画され、ハタハタ漁期に漁師が寝泊まりする番屋で漁師鍋をおやつ代わりに楽しむ体験も行われました。
同行させていただいたJRの日帰りツアー客は、番屋体験の前に諸井醸造所(しょっつる製造所)の見学もしたとのことで、そのしょっつるを使用した漁師鍋には期待が膨らみます。
今回受け入れをして下さった番屋は、昨年まで「六丸(船の名前)」の漁師・大友さんらが使用していました。しかし漁を辞めてからは空家となっていたもよう。
家主・小林さんは、「こんなにたくさんの人が番屋に入ったのは初めて。もう、てんてこまい」と嬉しそうにしながら、地元の仲間二人とともにツアー客のハタハタ鍋を器に装っていたのでした。
繁忙な漁師の生活を支えている番屋の広さは10畳。乗船仲間が寝泊まりするには十分ですが、30名もの受け入れとなれば話は別。ぎゅうぎゅうに押し込まれて大丈夫かな?と心配するも、まるで家族のように肩を寄せ合って仲良く座り、はふはふと言いながら美味しそうにしょっつる鍋を頬張る観光客を見て安堵。かつてこの番屋を使用していた、お逢いしたことのない漁師の姿が、ほうふつと浮かぶのでした。
北浦漁港の岸沿いには、番屋が点々と軒を連ねています。かつてハタハタ漁の最盛期は、あたり一帯しょっつる鍋の香りが広がっていたといいます。雑多な印象の家屋が、むしろ港町の存在感を映し出している番屋。北浦漁師の生活を、少しだけ垣間見たような気がしました。
☆…::。。・;゜゜゜;・。。::…☆…::。。・;゜゜゜;・。。::…☆
今年は旅行会社のツアー客のみの受け入れでしたが、「反応が良ければ今後も続けて、内容を充実させていく予定(男鹿市商工会)」とのことなので、今後が楽しみです。
ハタハタ鍋に憧れを抱いた県央担当よどぎみでした。
2009年12月10日13:17 | 県央情報 | Trackbacks (0)