10月30日(日)、鹿角市「中滝ふるさと学舎」で「秋の大感謝祭」が行われました。
学舎を運営する「NPO法人かづのふるさと学舎」の設立を記念した催しで、昨年に引き続き2回目です。
今年は、新たに農作業体験が組み込まれ、みなさん大根とかぼちゃを笑顔で収穫していました。
【森林セラピーの散策】
60人ほどの参加者は3つの組(セラピーロード2組と登山1組)に分かれ、周辺の自然散策に出掛けました。
わたしは1.3kmほどの中滝セラピーロードに同行。晩秋の気配漂う止滝(写真)や中滝を見学しました。
3つのコースのうち一番ゆっくり短い距離を歩くコースのため、数組の親子連れと一緒に。
みなさん記念写真を撮りながら思い思いのペースで進みました。
【炭の窯出し】
その後、学舎理事長 湯瀬政弘さんが昨年から取り組んでいる炭作りの窯出しを見学。
昨年は失敗してしまったという竹の炭が見事に出来上がり、最後に参加者へプレゼントされました。
【秋野菜の収穫】
学舎では、今年の春から「畑の一年生」という畑づくりに取り組んできました。
普段の管理を学舎職員や会員が行い、農作業体験を希望するお客様がいれば随時受け入れるというもの。
雑木林だった土地を開墾してかぼちゃや大根を栽培しました。
それをこの日、参加者のみなさんに収穫してもらうことにしたのです。
初めての土地だったことや天候の影響もあってか、大根はとても小ぶりに生長していましたが、
参加者からは「葉っぱも新鮮。おいしそう」との声も聞かれました。
実際、辛さもほどほどで瑞々しく、ギュッとうま味が詰まった美味しい大根でした。
学舎理事長の湯瀬さんは「心配した雨も降らなかったし、たくさんの人が来てくれて安心しました。
こういうイベントを通じて中滝に親しんでもらって、繰り返し足を運んでもらえればと思います。
来年以降も継続していきたいですね」とイベントの感想をお話してくれました。
【バーベキュー】
昼には、恒例のバーベキュー。
酪農が盛んなためか、この土地の人たちは鍋っこではなくいつもバーベキューをしている気がします。
新鮮な野菜、ボリュームたっぷりの牛肉、炊きたてのごはんと豚汁。
青空の下で食べる昼食は、ひとり500円では安すぎるくらいの満足感です。
大館市から参加し、普段は大館市内の町案内の活動もしているという男性は
「ここには何度も来ています。
ここの人たちは、案内に“また鹿角(中滝)に来てほしい”という熱意がこもっていてすごいと思います。
その気持ちが案内されるこちら側にも伝わるので、また来たくなるしとても勉強になりますね」
と話していました。湯瀬さんたちの気持ちは、ちゃんと参加者のみなさんに伝わっています。
中滝の紅葉も終わりに近づいてきましたが、冬の学舎もイベントたくさん!お楽しみに。
県北担当やっつ
2011年11月4日19:00 | 県北情報 | Trackbacks (0)